ひかれても、めげず・・・

先月に引き続き、今月も109シネマズへ行きました。
(先月は「空飛ぶタイヤ」でした)

観に行った映画は「ハンソロ」ではなく、こっち!

「ジュラシック・ワールド」を見に行きたい、と誰かに話すと、
たいてい笑われて、そして引かれます。
「恐竜映画でしょ?」とひとくちで言われます。そうなんだけど・・・どうして?

「ジュラシック・パーク」が封切られたのは1990年でした。
話題の本を読んで、映画が封切られるのを楽しみにしていました。
その後、2作目が作られてそれを見て、ああ落ちた・・もういい・・と。
なので、3作目はもう見ませんでした。

2015年に「ジュラシック・ワールド」が封切られたとき、
焼きなおされた映画は面白くないからと、やっぱり見なかったのに、
その評判の良さに、あらためてAmazonプライムビデオで見て、え!これは違う!っと。

そして、本作の公開を待ちかねて、ワクワク行ってきました。
周りの「恐竜映画でしょ」の声なんてなんのその!

人と心を通わせる恐竜ヴェロキラプトルのブルー
映画の中でおもわず「ブルーがんばれ~」と声援を送り、
いくつかのシーンではほろほろと涙があふれ、
ハラハラどきどき、、、夢中で見ていました。
恐竜映画ですが・・・

外は危険な暑さでしたが、映画館の中では鳥肌が立ちました(^^ゞ


以下は近況?です。

昨日熱海まで駆け足してきましたが、
駅へ向かう道で、子供たちの掛け声が聴こえてきて、なんだろう?と思ったら、
お祭りだったみたいで、一生懸命の子供たちが可愛かった。

こちらは、ショッピングモールのスポーツショップ内にあるFMラジオ局のサテライトスタジオ。
地元のラジオ局に生出演してきました。ドキドキ体験。
ちょこっと(^^ゞ

今日、映画を終わってお腹を満たすところです。
写真の視界の向こう右手に、小さな噴水があって、
2,3歳の子供たちが何人も、歓声をあげながら噴水の水くぐりをしていました。
夏は水遊びだもんね~

我が家の孫たちそれぞれから、水遊びの写真が次々と届きます。
小さなうちに、いっぱい遊ばせてあげてね、と娘たちに言いました。
そんな時期はすぐに過ぎ去ってしまうものね・・・

映画の感想も書いてみます

昨日、観た映画のタイトルだけを羅列しておいたら、
今日、「どんな感想を持ったのか知りたい」とのお言葉が飛んできました(^^;)

映画評に関しては、どこの映画ブログもみんな内容がすごい。
色々な観点に、筆者の感性も加わり、個性豊かなサイトが多いです。
私が良く見ていたのはこちら。さんぽ道でも以前紹介したことがありました。
2015年に終了してしまったけれど、まだ公開されているブログです。
http://blog.livedoor.jp/tinkerbell_tomo/

感想なんておこがましいことは書けません・・・
ただ、好きなだけで映画を観て、しかも、すぐ忘れるいい加減さ。
映画ブログのように、スラスラと書けたら素晴らしいけれど、
私にはとてつもない重労働になって、あげくにトホホのブログになりそう。

とはいえ、そんなに言ってくれたから(やはり、図々しい自分が表に出る)いくつかを。

・オリエント急行殺人事件(1974年)

遥か遥か昔、原作を読んでいたのに完璧に忘れました。
映画を観ながら徐々に思い出し、ああそうだった!と。
去年、ジョニー・デップなどが出演した新作は観ていません。
こちらは、懐かしいスターがいっぱい。
アルバート・フィニー、リチャード・ウィドマーク、ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、
そして、ショーン・コネリー、アンソニー・パーキンス
それらの俳優を見ているだけで楽しかった!

・私を離さないで(2010)

カズオ・イシグロ原作の映画化作品。
テレビドラマを見て、本を読んで、そしてこの映画の順でした。
映画は、たった2時間ほどです。原作を相当にカットしなくてはいけないから、
どうしても、主人公の3人たちの心の奥、3人の複雑な感情の動きなど描けてはいないけど、
映像はとてもきれいで、特殊な命の哀しみが胸に深く伝わってきました。

ちなみに、テレビドラマはこちらです。

こちらは、原作のストーリーをそのまま映像化していました。
難しいテーマで、視聴率は良くなかったみたいだけれど、見ごたえがありました。

・きみに読む物語(2004)

「きみよむ」と短縮語になったタイトルのせいで、公開のころは引いていました。
宣伝のわざとらしさ(?)から、若い女性向けの単なる恋愛映画だと思ったし。

でも、何気なくAmazonプライムでクリックして観てみたら、
最後まで、しっかりとストーリーに引き込まれてしまった。
本当の主人公は、認知症となり過去を思い出せずにいる老いた女性と、
その彼女に毎日、ノートに書かれた物語を読み聞かせている老いた男性。
だから、映画の原題は「The Notebook」です。
「きみよむ」じゃないのです!
とても良い映画でした。先入観で映画を避けると良い映画を観そこなう・・・

※主人公のノア役がライアン・ゴズリングで、ラ・ラ・ランドの彼だったし、
アリー役はレイチェル・マクアダムスで、えっと?と思って気が付きました。
この間見た「シャーロック・ホームズ」でシャーロックの恋する女性の役だった。
こんな配役でなんだか得した気分でした(^^)v

・ターミナル(2004)

トム・ハンクスは、あえて出演映画を観ようと思わないのだけれど(好み的に)
でも、実際は相当数の映画を観てしまっています。
それだけ、話題作・大作に主演しているということだし、演技が上手で、
作品によって、ちゃんと違う人物になってしまいます。
(どの作品もみんな同じ、というイケメン俳優などがいますが)

ターミナルは、飛行場でパスポートが無効になり出るに出られず、
祖国にも帰れず、ずっと閉じこもらなくてはならなくなった男性の話。
面白くて、最後までひっぱられるけれど、「そりゃ映画だし」とはいえ
あまりに非現実で、う~ん・・・という気持ちになってしまうのが、ちょっと残念。

・舟を編む(2013)

三浦しをん原作の本はずいぶん前に読んでいました。
なので、辞書を編纂することのどれほど大変なことか、と言うことを中心に、
いろいろなトラブルが起きた時のことは覚えていたのだけれど、
本はとても面白くて、暗いイメージはまったく残っていませんでした。
でも、映画はどちらかというと、ちょっとトーン低めで静かに展開していきます。
松田龍平・オダギリジョーの二人が観たくて選んだ映画でしたが、
期待通り、二人がとっても良かった。
静かに運ばれるストーリーだけど、笑顔になれる、ほっとできる映画でした。

以上、映画ブログの数々には足のつま先にも及ばず、
旧作映画を観ようと思う方の参考にもならず、ごめんなさい・・・

・・・でも・・・ 映画の感想を連ねるのは、大変だ~(^^ゞ

エンタメ列記

相変わらずの、中身の無いエンタメメモです。

最近観た映画(ほとんどはAmazonプライム)
・オリエント急行殺人事件(旧作)
・ブラス
・私を離さないで
・大統領の執事の涙
・きみに読む物語
・ターミナル
・舟を編む

同じくテレビドラマ
・プラチナタウン(WOWOWのドラマ)

Amazonプライムなので、公開はちょっと(だいぶ)前が多いです。
特に連休中は仕事がほとんど無かったので、
夜になると、テレビの前に座り込んで映画を観ていました。
観て良かったと思う映画も、そうでもない映画もありますが、
そもそも、どんなに頑張っても、観たいと思う映画のほんの僅かしか、
観ることが出来ずに閉じる一生です。
ちょっとの時間があったら、観ておきたい。

そしてこれは本にも言えることで、
読みたいと思う本のほんの僅かしか読めない人生。
とにかくページをめくりたい、とKindleに本をダウンロードして寝る前の読書。

でも、この頃、眠りに落ちるまでに一瞬?と思うほど早くて、ぜんぜん読めない。
月に1冊くらいしか読んでいないと思います。

最近読んだ本は・・・
・日の名残り(カズオ・イシグロ)
・八月十五日に吹く風(松岡圭祐)
・おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子)
・シャーロック・ホームズ対伊藤博文(松岡圭祐)
・風は西から(村山由佳)

でも、この頃は外れが多い・・・(自分にとって)
私には、ワクワクしたり、ウルウルしたり、早く次を読みたい、
と思うことが少ない本ばかりでした。
だから、余計に眠くなるのかな・・・?

エンタメ好きな私が、映画も観る気が起きない、
本も読みたくない、そして音楽も聴く気がしない・・・となったら、
きっと、ほとんど骸状態だと思います。
ということで、列記するだけのエントリーだけど、元気の証拠です。

※なんだか残念だなあと思うのは、
アイドルに全く興味のない私が唯一、顔と名前の一致するTOKIOが、
あんなことになってしまって・・・と。
エンタメついでに呟いてしまいました。

ちょっと息抜き?

春の風邪は、気温の上下や花粉アレルギーなどのせいもあって、
なかなかスッキリとは治らないもの。
きっと、毎日スッキリしない体調に鬱々している人も多いと思います。私も・・・

そんな中、用事で出かけてきました。
ウキウキとは程遠い気持ちの中、とにかく食べなくちゃ!

で、夕食は浜松餃子。
写真で見るほどは、ひとつひとつは大きくなくて小ぶりです。
だから、これだけ全部食べてしまえます。ご飯はちょっと多かったけど。
美味しかった! ちょっと元気に(お腹は正直です)

翌日は良い天気だったので、ほんのちょっとだけ散策・・・

とある小道・・・ 鳥のさえずりが心地よかった♪

ところで、お泊りの夜は、鬱々を吹き飛ばそうと(?)
お酒飲みながらビデオ鑑賞!
映画は「シャーロック・ホームズ」しかも、1作2作と連続で(^^ゞ

いや~ 面白かった!
10代のころ、夢中になって読んだ推理小説・・・
コナン・ドイルもアガサ・クリスティーもエラリー・クイーンも、
高校の図書館で借りてきては、むさぼるように読みました。
(内容はほとんど覚えていないけど)

そんな中の一つのホームズだけど、
映画は小説とは別物!
小説のホームズもワトソンももっと静かで知的だったけど、
映画はもう、強い!強い!
そして、あらためてひきつけられたのは、ジュード・ロウの素敵なこと。
ジュード・ロウの映画はいくつか見ていたのに(戦争ものが多かったような)
その時は、さほど素敵と思わなかったけど、
今回はとにかく、素敵で(^^ゞ 良かったな~

深夜までテレビの前で映画に夢中になっていて、
そりゃ~ 春鬱なんて吹っ飛ぶと思いきや・・・
自宅に戻ってきたら、また気持ちが重くなるのはなんででしょう?

やっぱり、春のせいです(と思いたい)

私を離さないで

「中国の研究機関でサルのクローンを作ることに成功した」
というニュースを知りました。
なんだかとてもぞっとしました。

先日まで読んでいたのは、カズオイシグロの「私を離さないで」という本です。

この本を題材にテレビでドラマがあり、それを見ていましたので、
そのうち原作を読んでみようと思っていて、
Kindleの電子本で目に留まってダウンロードでした。

この本の主人公は、「提供」するために人工的に命を受けた子供たち。
「臓器移植」「クローン人間」などの重たいテーマを含んではいますが、
カズオイシグロが描こうとしたのは、そこの部分ではなくて、
そんな異常で閉ざされた彼らの世界の中でも、
ごくあたりまえの感情、
揺れ動く心や、不安、安堵、喜び、そして友情、愛情など、
普通の人間としてのさまざまな葛藤を描きたかったのだと思います。

テレビドラマでは描ききれていなかった、深い世界でした。

ただ・・・ こんなことはあってはならないと思いつつ、
もしかしたら、これに近いことがすでにスタートしているのかも?
と思いながら読んでいたら、
中国のサルのクローンのニュースです。

ああ、やっぱり・・・
自在にクローンを作りたいと思う人間がかならず居て、
ひそかに研究は進み、
やがて、誰かの利益のために誕生させられたクローンが、
当たり前のように私たちの目の前を歩く世の中になるのかも。

すごく耐えられない光景だけど・・・

※映画が公開されています。まだ見たことはありませんが。
その映画のYouTubeもありましたのでご紹介・・・

年末年始もこれで忙しい(^^ゞ

誰もがみんな、忙しさでグルグル目の回る年末がやってきます。
私も、今年は例年に輪をかけて、時間がなくなりそうな気配。
仕事でというより、家庭の事情と、その他諸々です。

そんな12月なのに、もう、ほんとに、こんな時期にまとめてくれるんだ~
(一部は来年だけど)

1)FCのコンサートがあります!
すでにいくつかの会場は終わっていて、ものすごく盛り上がっているらしい
私は幸運にもチケットが取れたけど、取れずに泣いている人もたくさんいます
感謝です。風邪ひかないようにしなくちゃ。

2)「浜田島」という映像の展覧会が渋谷ヒカリエであります。
第1回はみなとみらいの赤レンガ倉庫でありました。もちろん行きました。
でも、その後は遠い土地で開催。行っていません。
渋谷で開催で喜んだけど、なんと、12月21日~1月8日!
お正月を挟むって「そんな会期あり?」です。でも行くけど!

3)そして、突然、嬉しいニュースが飛び込んできました。
なんと、ライブ映像が、映画館で上映されるのだそうです!
2月9日~2月22日 全国あちこちのTOHOシネマズで!!!
2週間の上映期間中、何度行けるだろう! 何度も行きたい!

それから、、、
4)スター・ウォーズ エピソード8 /最後のジェダイ 12月15日封切り
これも、一日でも早く観に行きたい。
のんびりしてると、あちこちでネタバレにあうし。
年末の忙しい時間に、映画に行くなんて、厳しいけれど。

ということで、年末年始は私の好きなエンタメ満載!
元気でがんばらなくちゃ、と思うのでした。

※急性気管支炎で広島の公演を2回中止にしたそうです。
とても心配したけれど、大阪公演は元気で開催できるそうで、良かった!
やっぱり、もう決して若くないので、何かある度に心配で・・・

ドリーム

とにかく観たかったので、時間を作って行ってきました。
シアター3の映画「ドリーム」です。

人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカ。
初の有人宇宙飛行計画を陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの
知られざる功績を描く伝記ドラマです。

あの頃、アメリカでは(地球上のあちこちでは)
あんなふうに「非白人用」というような張り紙で、
黒人たちの生活圏を縛っていたのでした。
ほんの50~60年前のことです。

そんな社会の中で、差別されつつも、
その明晰な知能と行動力で、宇宙ロケットの開発を支え、
ドリームを実現させていった3人の黒人女性。
爽快感とほろりとする温かさとがまじりあって、
すごく良い映画だった!

エンディングの時、思わず拍手しそうになってしまって、ぐっと抑えました!

あ、何が何でも観に行こうとした原動力は、
まあ、ケビン・コスナーが出演してたことが大きかったけど(^^ゞ
いい役だったな~
年を重ねて、ますます素敵に渋くなって嬉しいです。

関ヶ原

映画館での映画は久しぶりになりました。

映画は「関ヶ原」です。

少し前に、山本兼一著「修羅走る関ヶ原」を読みました。

この本は、関ヶ原の合戦に臨んだ武将たちを、
戦いの時系列に合わせて、リレーのようにひとりひとりをとりあげ、
その武将の心の動き、戦う姿を力強く描写し、
関ヶ原を俯瞰図のように見下ろして書かれている。
臨場感にあふれ、ハラハラどきどきしながら読み進み、
歴史小説と簡単に片づけられない新鮮さがあって、感動しました。
本当の関ヶ原の合戦ってこうだったのだろうなあと、イメージも深まりました。

読み終わると、公開中の「関ヶ原」を見てみたい、と気持ちが膨らんで、
本日、いそいそとシネマへ足を運んだのでした。

「修羅走る関ヶ原」は、関ヶ原の1日のみを完璧に追っていましたが、
映画「関ヶ原」は、ここに至るまでの秀吉、家康や石田三成のかけひき、
合戦のあとの、いよいよ徳川の野望が実るときまでを描いています。

本を読んだあとなので、なかなか面白かったです。

でも、歴史(関ヶ原のころの)の予備知識がないと、
展開が早く、また人々の会話が早口で、何を言ってるのか?
誰がどうなのか? 分からないまま進んでしまうのでは?と思いました。
少なくとも、主要の武将たちの立場を知らないと、
ストーリーの中でだんたん分かっていく・・・という期待は難しそう。

それから、出演した俳優たちですが・・・
私は、惹かれる人は誰もいない映画だったので、
誰かに入れ込むこともなく、おかげで淡々と見ていた気がしました。
(惹かれる俳優がいると、もっと楽しかったと・・・)

歴史ものは、本でも映画でもドラマでも、
一人の武将の描き方がみな違います。
かなり大きく違う場合もあって、がっかりする時も。
今回、けっこうそれがあって、私的にはかなり残念だったけれど。
でも、映画自体は、とても良かったです。

ひとつだけ・・・
無理やり、三成と伊賀の女との恋を挿入するのは、ちょっと引いた・・・
映画はどうしても、色恋を添えて膨らませたいのだろうと思うけれど、
すごく違和感・・・ ちょっと文句・・・

9月最初の日は・・・

5年ぶりくらいになるかも?
センターのリソグラフで印刷しました。
文書はアンケートです。

そのず~っと前、江の島の女性センターで、
もう、ほんとうにボロボロのリソグラフを使って、
途中、紙が巻き込まれたり、ストップしたり、ずれたり、
ほとんど泣きながら2000部、3000部と印刷していたころを思い出しました。

センターの印刷機は快調!
A4,500枚を両面印刷で、何のロスもなく30分ほどで終了です。
久しぶりだったので、ちょっとドキドキでしたが。

その後、会議を終えて、5時からは映画観賞会でした。

本日の映画は「シン・ゴジラ」
映画館では見損なっていたので、ぜひ見たいと出かけました。

「面白い」との評判だったので期待していました。

見終わって・・・・ うむ・・・

ゴジラと言えば、子供のころから馴染みのある主人公です。
第1作は1954年に公開され、当時の社会問題である核実験にテーマを得て、
人間の核開発によって生まれた、哀しい怪獣でした。
だから、そのころの映画は、破壊行為を行うゴジラも、
どこか哀れで、ラストで静かに海に帰っていく姿にほっとさせられたり、
やがては人類の味方としてキングギドラをやっつけたり、
単なる悪役ではありませんでした。

さて、このシン・ゴジラですが・・・
※少しネタバレになってしまいますが

エヴァンゲリオンの監督だということもあるのか、
とにかくやっぱり「シン」でした。

この映画はゴジラが主人公の映画ではなく、
日本の政府組織、防衛組織が主人公だったんだ、と理解。
ゴジラはあくまでも、核兵器をもって日本に攻撃をしかける敵軍です。
あの昔のゴジラのように、どこか寂しげで哀愁を持った怪獣などではありません。

昔のゴジラの映画のように、
ドラマティックなラストを想像してしまった私が間違いでした。
ぜんぜん、ドラマティックな部分が無くて、あ~ なんだ~ でした。

昔のゴジラ映画は、監督がいかにゴジラを愛していたかを感じたけれど、
シン・ゴジラには、監督のゴジラへの愛が溢れていなかった。(と感じた)

ということで、私には残念な映画でした・・・

夏休みなのに雨・・・

世の中のお盆休みに合わせて、
私もちょっとお盆休みしています。
夜は当然のように映画鑑賞です。
今夜の映画は「ラストエンペラー」
公開日:1987年 監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ジョン・ローン ピーター・オトゥール 坂本龍一

ちょうど30年前の公開。かなり古い映画になりました。
当時から、中国のその時代の歴史については全く興味がなく、
映画を観ようとも思わなかった。
それが、最初のきっかけは浅田次郎「蒼穹の昴」シリーズで、
近代化する前の中国の歴史に触れる機会が増えて、
一度観てみたいと思うようになりました。

特に、浅田次郎の「蒼穹の昴」シリーズ最新刊、
「天使の蒙塵」第1巻、第2巻を(特に第1巻)を読んで、
これは絶対に映画を観ておかなくちゃ、と思ったのです。

ラストエンペラー 愛新覚羅溥儀のものがたり。

愛新覚羅溥儀という名前は、
幼いころに、母の口から時々耳にしていました。
母が溥儀の名前とともに何を言っていたのかは、
まったく記憶にありませんが。
でも、母の口から聞いたということも頷けます。
溥儀は1967年に没しています。
遠い歴史の存在のように思ってしまうけれど、
私の生きてきた時代と重なっていたのですから。

今更ながら、自分が生まれて育った時代というのは、
大きな歴史が動いていた時代そのものだったと、
激動の時代そのものだったと、、思い当たるのでした。

っていう話はともかく、
私はエンターテインメントとして映画を観たし、本を読むので、
このエッセイももちろんエンターテインメント話です(^^ゞ

ディレクターズカット版だったので、
なんと3時間40分!
知らなかったので、のんびり見てたら長すぎる!
やっと終わったときは、かなりヘロヘロになりました。
映画の感想はいろいろな人が書いているので・・・
ただひとついいたいことは、
溥儀をはじめ、みんなしゃべるのは英語!
どんなに話に入りこもうとしても、そこが壁になって・・・
それがとても残念でした。

映画を観るきっかけになった本はこれです。

やはり浅田次郎は面白いです。
(1巻が主に溥儀の話で、
2巻は春雲や文秀が出てきて、涙します)

そして、今読んでいるのはこちら。

「黄砂の籠城」松岡圭祐著

こちらは日清戦争後に北京で起きた義和団事件の話で、
日本人の柴五郎の叡智と勇気でこの窮地を沈めていったストーリー。

なんだか、「日本人とは」とか「日本人なら読むべき」
というような宣伝の仕方をしているようで、
そういうのは好きじゃないから、気に食わないのだけれど、
私は単にエンターテインメントです。
「蒼穹の昴」と共通の時代、綾のように絡まる糸から
ひっぱられて読んでいます。
面白いです。

長くなったけど、雨が降っちゃって、
思うことが叶わなくなってしまったので、
出先に持ち込んだSurfaceを前に、長々とキーを打っていました。
あ~ 夏の日が恋しいなあ~