今日は8月15日。70年目を迎えた終戦記念日です。
思いは人それぞれ。
その生きてきた年月のうえにそれぞれが重なりますが、
二度と戦争を繰り返してはならないという思いだけは、
誰の胸にも広がる願いに違いありません。
8月というのは、1年のうちで一番人の命の尊さを感じる月です。
原爆投下の日、日航機の墜落した日、終戦記念日・・・
暑さのせいで制御しきれず起きた事件・事故の被害者、
海や川に呑みこまれる小さな命、
社会の陰でひっそりと消えていく命・・・
あらためて、命がどんなに儚いもので、
どんなに大切なものかを知る月でもあるでしょう。
朝焼けにひとりで逝った、たった一つの命も、
ひとつの戦で一瞬に消えた何万人の命も、
母の胎内から同じようにこの世に生まれ出た。誰もみな・・・
母があり、父があり、その両親にもまた母があり父がある。
命のつながりと、命の尊さに
あらためて思いを巡らせるのは、
8月のこの暑さのせいかもしれません。
願わくば、我が子のあとに我が孫と、
そしてそのあとに続く子供たちの世の中が、
命を粗末にしない世の中でありますように・・・と祈るばかりです。