心身ともに

知床半島の遊覧船を、この連休に予定していた人も多かっただろう。
本来なら、五月の陽光の下、家族連れや若者たちが、
甲板の上で歓声を上げる姿があったはず。

小さな子供も乗客の中に居たというニュースに、
どんなに怖かっただろうと思うと、あまりに痛ましすぎた。
言葉も無いです。

心身共にずっと余裕がなくて、
今日、やっと元気がちょっと戻って、
庭の花たちにレンズを向けた。
そして、メモリーカードを確認したら、
春の盛りに咲き揃っていたムスカリの写真も残っていた。
青い色がこんなに可愛いのに、ほったらかしにしてたのに気付いて、
今更だけど、PCに取り込んで、Instagramにもアップしました。
ちょっと季節がずれてしまったけど。

「心身ともに」って、言いえているな~
心と身体、どちらもそろってこその元気です。
若いころは、いつも絶妙にバランスが取れていたのに、
さすがにこの年齢になると、両方良いことの難しさ。

というより、両方が悪いことの、なんと多くなったことか。

そして、
心身ともにバランスを崩してくれるものの中に、
この「コロナ以来・・・」が、なんと大きいことか。
未だに縄が解かれない、、、、あまりに長すぎます。

平凡が良いのかも

三寒四温はほんとうに当たっている。
春ってそういう季節なのだ。
昨日も寒かったし、今日も私にとってはまだとても寒い。
(夫はジムから「暑い、暑い」といって帰宅したけど)

二つの大きな資料(PowerPoint)がおよそ完成した。
ノルマ二つから解放・・・一瞬の「やれやれ」
でも、今週末から逃げ出したいほどの面倒な作業が始まるので、
そのせいかな? なんだかとっても、身体が鈍い・・・

とにかく、、、頭が動かない。
言葉が出てこない、ひらめきが足りない、
集中力が途切れる、さっきやったのにまたやってしまう、
抜ける、忘れる、理解できない・・・
ああ、わが身が恐ろしい。
作業をしていると、そんな恐ろしさを突き付けられます。
やだな~

そして・・・
世界はどんどん悪い方向へと向かっている。
戦争はいまだ、まったく先が見えない。
どうか、最悪の事態になりませんように・・・

地震の影響で都市大停電になりそうになった。
アメリカ大陸では台風と竜巻で大きな被害だそうだ。
中国では、航空機が真っ逆さまに墜落した。生存者は見つからない。

戦争とコロナのニュースを外しても、
不安に襲われるようなニュースばかりです。
これからこの世界に希望を描いて生きようとしている若者、子供たち、
思い通りの夢が叶えますように。


気楽な話を・・・
TV連続ドラマで「回転焼き」がトレンドになっている。
ネットで
「回転焼きだけで生計を立てるには、毎日何個焼き続ければよいのか?」
そんな書き込みを見つけて笑いました。

うちの夫が、なぜか今はまっているのが冷凍の今川焼です。
私は全く興味ないのですが。

それで、検索してみました。
だって、私は大人になるまで「太鼓焼き」とよんでいたのだもの。
「回転焼き」なのか「今川焼」なのか「太鼓焼き」なのか・・・

こちらのサイトに興味深い記事。ドラマが人気になるよりずっと前の記事です。
https://kicoriya.com/827#3
こちらは別のサイト記事からの棒グラフです。

沢山の呼び名があるんだな~
そして、夫にも聞いてみたら・・・「平凡焼き」と返事が。

う~ん、サイト記事のどこにもない!
最強にユニークな名前だった・・・

思い出にひたってはいけない

オミクロンの感染拡大、止めようもなく、
このまま各数字はうなぎのぼりで、
多くの人たちが行動を制限され(濃厚接触などで)
ごく当たり前の日常生活が滞ってしまっています。
一日も早くピークに達し、感染拡大が下降に向かうようにと願うだけ。
自分が、拡大に手を貸さない用おとなしく過ごします。

しかし、私と言えば、
コロナとは別の、心や体の重たい空気から解かれず、
多くの時間を少しばかり憂鬱に過ごしています。
去年は散々な1年だったけれど、今年こそは(コロナは別として)
明るい気持ちがいっぱいの年になることを願っていた・・・けれど、
ともすれば、穴倉の奥に入り込んで出られない・・・

そんな中、オミクロンの拡大直前に間に合って、
家族たち全員と数日間を過ごせたこと、
楽しくて、嬉しくて、幸せいっぱいの時間、
あらためて、今自分が生かされているのは、この時間のためなのだ、
と強く思いました。
自分の健康は、このチビ達、そしてそのファミリーのためにあるんだ、
という思いがいっぱい・・・
だから、健康に過ごさなくちゃ、ね!

姪からのプレゼントの、愛らしいシクラメンが、
厳しい夏を2度も乗り越えて、3度目のシーズンを迎えています。
いえ、庭で一年中咲いていたのだけれど。
霜の降りる前に、家の中に入れて、明るい日差しをあびる場所で、
やさしく咲いてくれています。

孫の中で一番のチビくん(もうすぐやっと3歳)
上越国際(今は上国というのだそうだ)へ、初の雪国。
写真右側にファミリーゲレンデがあり、そこで何度もソリで遊んだのかな。
「疲れすぎて、雪の上で寝っ転がって起きない」の図だって。

そこはその昔、毎年のように我が家で出かけたスキー場。
あそこが長峰ゲレンデだ…右上はホテルグリーンプラザがあるところだ、
懐かしい景色に、しばしのタイムスリップでした。

若かったな~ 私・・・・

あ、思い出にひたってはいけないのです。
前を向いて行かなくては!

松の内なんて吹き飛ぶ

分かってはいたけれど、
想定通りにオミクロン株が猛威を振るい、
あっという間に感染者の数が4桁に。
ちょっと前は、100人を切っていてホッとしてたのに。

感染者数にばかり目を奪われるな! マスコミが騒いでるだけだ!
って言うのは分からないではないけれど、
やはり、少ないにこしたことはないじゃない、と思う。

でも、こんなに急に拡大するオミクロンは、
終息も案外早いと思う(勝手に予測)きっと・・・

松の内が吹き飛んだもうひとつ。

午前は、iPhone・iPadのオンラインサロンの新年会でした。
45名ほどの、もちろん「オンライン」新年会。
それぞれが飲み物を掲げて、Zoomの画面に乾杯して。
そんな時間を過ごして終わったところで、
窓の外を見れば、既に庭は真っ白。

ほんとうは、買い出しをしに行く予定が、
iPhoneのこの天気予報を見て、すっかりひるんでしまった。
iPhoneの天気予報にも、雪が降り積もってる・・・

首都圏は雪に弱いです。
でも、私はもっと雪に弱いです。
外に出たくない・・・ので、今日は一歩も外へ出ず、
じっと家の中、ストーブの前で過ごしました。

まあ、これはゆっくり休めということだと勝手に判断して、
午後はAmazonPrimeで映画など見てしまったけど。

明日は、早朝のゴミ出しで、足を滑らせないように気を付けなければ・・・

開催!

2020東京オリンピックも既に今日は3日目。
突っ込みどころ満載の開会式のことから、視線はすでにそれぞれの競技へ。

今年の春ごろまでは、私もオリンピック開催は無理でしょう?と思っていました。
でも、すべてが開催の方向に向かっている現実を感じてからは、
どんなオリンピックになるにしても、開催されたら応援しようと思っていました。

そして・・・
どの競技でも、
オリンピックの舞台に立つために、そして勝つために、
どれほどの努力を重ねて来たのか。
そして、1年延期(あるいは中止になるかもしれない)の中で、
どれほどの過酷な自分との戦いを続けてきたのか、
選手たちの姿からひしひしと感じられ、
無事に開催出来てほんとうに良かったのだと、あらためて思いました。

それにしても、ITテクノロジーやインターネットの進歩はすごいです。
インターネットに接続できるパソコンやスマートホンがあれば、
ほとんどの競技をLIVEで見ることができるようです。
テレビでは、日本選手が活躍する競技がメインですが、
インターネットのLIVEでは、普段見ることのできない競技を楽しめます。

初日から釘付けだったのは、自転車のロードレースでした。
PCで仕事をしながら、友だちとZoomでおしゃべりしながら、
横に置いたiPadでずっとレースを見ていました。
何しろ、男子は東京-静岡間 6時間を超える壮絶な244kmのレースです。

こちらは、PCでExcelを入力しながら・・・(^^ゞ

もちろん、これからも続々と、テレビでは見られない競技を見られます。
どれを見ようか迷ってしまうほど。
サイトはこちらです。
https://www.gorin.jp/

とりあえず、
オリンピックのことを中心に、急いで更新!

地元で行われるセーリング競技ももうすぐライブ配信開始です。
どんなふうにLIVE中継されるのか、それも興味がいっぱい。

いじめ・・・

「いじめ 最多61万件」小学校は5年で4倍
朝刊1面の見出しに暗澹とした朝。
まだ降っていない空は、そんな気持ちを反映したように暗灰色。
社会も学校も、真剣に対策していると思っていたけれど、
現実は、そんなレベルを軽く追い越していて、
苦しい思いを抱え、学校も友達も家庭すら頼れない子供たちがたくさんいる。

最近のいじめのきつい部分は、案じた通りSNS上での中傷。
ひと昔前だったら、誰かをいじめるには相応の決意も必要だったはず。
でも、SNSではそれが無い。
誰が中傷しているかもわからず、
簡単にそれに呼応する子供たちは、スマホを置けばそんなこと忘れてしまう。
中傷を受けた子供の心にだけ、大きな傷が広がり続ける。

いったいどうしたら、このネット社会の中で、
「助けてと叫ぶ場所」の無い子供たちを守れるのだろう。
ため息ついて読んだ今朝の紙面でした。

42

スポーツをTVで見て楽しむことがほとんどなく、
(さんぽ道のカテゴリーにスポーツが無いことにも、自分で呆れます)
それぞれのスポーツのこともよく分かりません。
でも、世間で騒がれると情報がたくさん飛び込んできて、
思わず試合に目を奪われることも多いです。
そして、勝者にも敗者にも戦いのドラマがあったことに感動します。
そんな中、注目されていた大坂選手のマスク。

彼女の生い立ちから栄光までの年月の中で、
最も社会に問いかけたいものがこの黒いマスクに込められていたのでしょう。

スポーツとはあまり縁が無い私ですが、
常に映画を(主にハリウッド映画ですが)配信サービスで観ています。
そして感じます。米映画には人種差別問題を扱ったものがほんとうに多いこと。
なので、あえて意図して選んでいないのに、
人種差別問題を根底にストーリーが展開する映画をたくさん観ていました。

つまり、それほど日常的なことだということ。
そして、向かう方向が違う両者の人々にとって、常に意識している問題なのだということ。

それは、米国の人種差別問題だけではなく、
どの社会にも存在する、人々の心にある「自分は正義だ」という優越感にほかならない。
そういう問題にも、映画は問いを投げています。
もちろん、プロデュース側は商売を考えてのことではありますが。

また、大好きだった「風と共に去りぬ(1939年制作)」が
今になって、黒人差別的な映画だとして配信停止になったりしました。
え?!と驚き、頭の中で映画を振り返れば、
確かに、あたりまえのように白人に仕える黒人たちがいて、
スカーレットたちはその上に立ち、優雅な生活を暮らしていましたから、
差別的な映画としてのターゲットになったのでしょうか。
小説も映画も、素晴らしいと思っていたのに、ショックでした。

ずいぶん前にAmazonプライムビデオのウォッチリストに追加していた「42」という映画を昨日観ました。
追加した時は、黒人差別問題のことは頭になかったですが。
見終わって、とても良い映画だったので、さんぽ道にも紹介したくて。


「42」 (邦題:42 ~世界を変えた男~)
2013年公開
https://youtu.be/toNYuaZpd84
アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品です。
その時代、白人だけの大リーグで、黒人が試合に出ることがどれほど困難なことだったか。
彼は、始めは1945年にニグロリーグに入団
(二グロリーグというリーグ戦があることさえ知りませんでした)
やがて、ドジャースの会長(ハリソン・フォードが演じました)が彼をスカウトし、あらゆる辛苦を乗り越えて殿堂入りを果たし、
ロビンソンの背番号「42」は、大リーグで唯一の全球団共通の永久欠番となりました。

根深い差別の憎悪と嫌悪を浴び続けた者、
そして差別を抱き続け排除しようとした者。
それぞれが抱えた痛みと心の変化は、
やがて人々の記憶に永遠に刻まれる物語となったのでした。

2020年8月28日 主演のチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなられました。
この映画で初めて見ましたが素晴らしい演技と笑顔。残念です。

マイナポイント

マイナンバーカードを使ったキャッシュレス決済のポイント還元
「マイナポイント事業」が9月1日から始まっています。
「予約」して「申し込み」をした人は、もうポイントが還元されたサービスもあります。
このポイント還元を受けるためには、なによりもまず「マイナンバーカード」が必要です。
国はちっとも進まないマイナンバーカードの普及にじれったくなったのかな?
チャージ等の金額に対して、最大5000円分のポイントを付与するというこの事業をスタートさせました。
キャッシュレス事業側はそれぞれのサービスを付加して張り切っています。
(来年の3月末までです)

でもね、やっぱり・・・
この申し込みをした人は、事業スタート時の予想の10分の1しかないとか。
なぜ、こんなにも人気がないのか?
大きく2つ。
・良く分からない。
・なんだか不信(情報が抜き取られる⇒国に)

さて、私たちのiPhone講座では、みなさんへ積極的に解説し、
どうやったら申請できて、どうやったらポイントがもらえるか。
何度かに分けて講習をしています。

個人のレッスンでも、マイナポイントを申請したいからと
ご自宅まで拉致されて(^^;) 設定のお手伝いをしたり、
LINEなどのやりとりや、Zoomなどのオンラインで説明したり。
だから、申請した方はたくさんいます。90歳の方でも。

マイナンバーカードそのものに対する根深い不信。
われわれシニアよりも、若い人たちの方がその不信は大きいかも。
ITに強い、というよりITにどっぷりと縛られて生活している若い人たちが、
マイナンバーカードに対する不信をぬぐうことができない。
それって結局、いかに国のプロモーションやビジョンが貧しいものなのかと、
こんなところで見え見えになってしまったのでは。

ところで、私は指導する立場にあるので、
色々なケースを自分で体験しておかないと、質問に答えられません。
なので、私のiPhoneにはキャッシュレス決済のためのアプリが、
いつの間にか増えていきました。

マイナポイント事業に申請しているキャッシュレスサービスでは、
ダントツで選ばれているのがPayPayです。
そんなわけで、今ではPayPayも並んでいます。
だから、お財布以上におサイフなiPhoneを落としたら、
真っ青になってしまう・・・

(基本的には、Suica以外は私の顔認証がなければ支払えませんが)

思うこと

iPhoneでニュースを見る(眺める)ことが多いです。
その後、テレビなどで詳しい内容を知ります。
しかし、納得できないことばかり(今更のことではないけれど)

電通と聞くだけで、拒否感がおきるのは私だけではないと思う。
でも、日本の一大企業、その力は想像など遥かに超える。
いったいこの「流れ」の図ってなんなのだろう。
国家、いえ地球規模で危機に直面している中にあっても、
どこかを潤すお金の流れがあるのだろうか。
明日、事業が成り立たなくなって、もう首をくくるしかない人たちのための、
一刻も早く必要な給付金では?

人種差別に対しての講義デモはどんどんと暴徒化して、
何も関係ない人々の店などを破壊、略奪していく。
私たちの国民性とはかけ離れた映像に、唖然としてニュースを見る。
亡くなった黒人男性の弟が、抗議デモの人々に向かって、
「平和的にデモを行って」と声を上げていたけれど、
暴徒となった人たちには、このくらいの声ではもう届かない。

そして、トランプは軍出動を声明し、力で鎮圧しようとする。
そんな演説に、誰が心を開き、聞く耳を持つだろう。
指導者の、武器や武力で威圧する演説ではなく、道徳的で愛の溢れた演説を、
人々は求めているのに・・・
そんな指導者は幻か、映画ストーリーの中にしかいなくなってしまったのか。

え? いいの?

すっかり自粛生活が身に着いてしまっていて、それはまだまだ、ずっと先までのつもりだった・・・

昨夕、全国すべての「緊急事態宣言」が解除になった。
すると途端に、あんなにクローズばかりだった街中が、右も左も
当たり前に開放されている。
驚きと戸惑いと、不安と、そして若干の喜ばしさと・・・

この写真は、当地のOPAという商業ビルの7階「無印良品」の店舗。
撮影したのは3日前の5月23日土曜日です。通路の写真と、その日購入したもの(^^ゞ

化粧品が切れてしまって、ネットでお店を調べたら「開いてるんだ!」と喜んで、
いそいそ出掛けていきました。

OPA自体はほとんどのお店が締めているのでエスカレーターは止められていました。
普段は使わないエレベーターで7階に着くと、薄暗い通路の床は写真のよう。
空いていたとはいえ、10分ほど順番を待って店内に入りました。
店内のアナウンスが、コロナ感染症対策を唱え、買い物は短時間でと言っています。
なので、必要なものだけカゴに入れて、見たいものも見ずにレジに並びました。

でも今日は(ボディシャンプーを買い忘れていて)・・・ 
ぜ~んぜん、何の規制もない。
いつものエスカレーターに乗ると、どのフロアーも全部の店舗が開店していました。

昨夕の「解除」で、すぐに開店準備をしたのだろうか。
それとも、お店側は分かっていたので少し前から準備していたのだろうか?
いつもの通り、どのお店も商品が賑やかで、お客の姿もたくさん見えました。

え、なんだか・・・ そんなに急には、ついていけない・・・

賑やかな駅周辺の通り、カフェも飲食店もみな開店していました。
いつも行くカフェは、
冷たい飲み物を飲みながら談笑している人たちで席が埋まっています。
どのテーブルの上にも、外したマスクが置かれていて、ちょっと可笑しかったけれど。

どうか、この風景が幻になりませんように。
このまま、当たり前の日常がゆっくりでいいから戻ってきますように。

Instagramに載せた写真です。