今日の午後、ファンデーションが無くなりそうだったので、
いつも化粧品を買うMujiへ行きました。
化粧品の棚を探していると、背中の方から大きな声が響き渡りました。
男性の声で「これから買い物するんだから! 買い物させてくれ!」と。
若いお父さんが駄々をこねている自分の子供に怒っているのだと思いました。
え~ 子供は買い物に付き合うのはつまらないのよ、
そんなに怒らないで! 子供が可哀そうじゃない!
と思う私は、どんなお父さんでどんな子どもだろうと興味を感じて、
声のする方に、少し足を運んで見てみました。
でも、まったく違いました。
男性の前には、Mujiの若い女性店員が二人。
うつむいたまま立ち尽くしています。
男性はその店員に声を荒げて怒っていたのです。
何があったのか分からないけど、
「ちゃんと謝ってない!」と怒り、「買い物をしにきたんだ!」と怒り、
「その態度はなんだ!」と叱責していました。
でも突然、その若い男性よりももっと大きな声で、
女性の怒声が響いたのでびっくりしました。意味は分かりませんでしたが。
男性の横には、小柄な中年の女性がいました。
女性は両手で松葉杖を使って立っていました。
二人の怒りの原因は、店員とこの女性との間に何かあったみたいでした。
お店の来客はみな、なんとなくソワソワ。
私もいたたまれない気持ちで、少し離れたところで必要なものを選びます。
女性店員は小さな声で説明していますが、
「聞こえない! もっと大きな声で話せ!」「まったく謝っていない!謝れ!」
などと言われて縮み上がっているようでした。
いったい何があったのか分かりません。
でも、そこまで怒声をあげて叱責する必要があるのだろうか?
店員の彼女たちが失礼なことをしたのかもしれないけれど、
何が悪くて、何をすべきなのかを、彼女たちに説明すればいいことでは。
なんだか心がザラザラして、必要なものも選べないまま、
セルフレジでそそくさと精算して、お店を後にしました。
私がお店に入った時から、出るまでずっと続いていた怒声。
それにしても、この店舗では、もっと責任ある立場の年かさの人はいないの?
対応すべきは、責任のある立場の人ではないの?
そばのレジでは、他の女性店員が2人いて、普通に接客をしていたけれど。
ずっと立ち尽くして、ぼそぼそと返事をしている彼女たちが気の毒でした。
気分転換に・・・ 今日通ってきたいつもの遊歩道。
緑がすっかり濃くなって、そろそろ梅雨の2文字も目にする頃・・・