『8月のメモワール』(原題: The War)1994年制作
出演はイライジャ・ウッド、ケビン・コスナー など
先日、リフレッシュタイムで観たDVDです。
少し前にamazonでパッとひらめいて購入。
こういう時って(クリックするとき)、何かが背中を押すのです。
しかし、1994年って20年も昔になるのね~
映画館へ行って観ました。どこの映画館だか忘れたけど。
ケビンを観たくて・・・ではあったけれど、
深く感動して、忘れられない映画となりました。
※ここからネタバレです・・・
父親(ケビン・コスナー)はベトナム戦争で大きな傷を負い帰還。
瀕死で気絶していた大切な親友を戦地に残し、
「あと一人だけしか乗れない」というヘリコプターで救出され、
激戦地から生還したのでした。
その体験が彼を苦しめ、精神病院に入院します。
精神病院に居たという経歴が、就職の壁になり、
彼の家族は貧困から抜け出せなくなりました。
そう、自分だけが生き残れた・・・
戦火の中で親友を見殺しにした、という体験が自分を苦しめる。
それはまさしく、PTSDに違いありません。
今、御岳山の噴火からなんとか命を繋げ、下山できた人々に、
このPTSDが見られるのだそうです。
多くの仲間が亡くなり、自分は助かった。
なぜ自分は助かったのか?
仲間を、周りの人々を、自分は助けられなかったのか?
自分がこうして生きていてよいのか?
そういう思いに苦しんでいるのだそうです。
「8月のメモワール(The War)」の父親と同じです。
たまたま観た映画と重なるようにして、このニュースに触れて、
とても重たい気持ちになりました。
一日も早く、その沼から抜け出せるようにと思います。
あ、映画は良い映画です。
たくさんの戦いがあって、「嫌い」と思う人もいるかもしれないけれど、
間違いなく、心に残る映画です。