私を離さないで

「中国の研究機関でサルのクローンを作ることに成功した」
というニュースを知りました。
なんだかとてもぞっとしました。

先日まで読んでいたのは、カズオイシグロの「私を離さないで」という本です。

この本を題材にテレビでドラマがあり、それを見ていましたので、
そのうち原作を読んでみようと思っていて、
Kindleの電子本で目に留まってダウンロードでした。

この本の主人公は、「提供」するために人工的に命を受けた子供たち。
「臓器移植」「クローン人間」などの重たいテーマを含んではいますが、
カズオイシグロが描こうとしたのは、そこの部分ではなくて、
そんな異常で閉ざされた彼らの世界の中でも、
ごくあたりまえの感情、
揺れ動く心や、不安、安堵、喜び、そして友情、愛情など、
普通の人間としてのさまざまな葛藤を描きたかったのだと思います。

テレビドラマでは描ききれていなかった、深い世界でした。

ただ・・・ こんなことはあってはならないと思いつつ、
もしかしたら、これに近いことがすでにスタートしているのかも?
と思いながら読んでいたら、
中国のサルのクローンのニュースです。

ああ、やっぱり・・・
自在にクローンを作りたいと思う人間がかならず居て、
ひそかに研究は進み、
やがて、誰かの利益のために誕生させられたクローンが、
当たり前のように私たちの目の前を歩く世の中になるのかも。

すごく耐えられない光景だけど・・・

※映画が公開されています。まだ見たことはありませんが。
その映画のYouTubeもありましたのでご紹介・・・

クロネコヤマトの決断

というタイトルで、
糸井さんとクロネコヤマトの会長木川さんの対談が、
ほぼ日のサイトに載っています。

配送料値上げや宅配時間の設定など、
去年、大きな改革をしてきた宅配業者クロネコヤマト。
なぜ、そんな改革をしなくてはならなかったか、
分かりやすく話していられます。

とても興味深く、そしてとても納得できて、
クロネコヤマトの決断に拍手を送りたくなるような話です。
お時間があったら、ぜひ見てみてください。

https://www.1101.com/yamato_ketsudan/2018-01-26.html

寒さの中

「冬中、巣にいるよ!」って、ウッドストックも言ってます。
私も、暖房の効いた場所からどこへも行きたくない。

「さむいー」と一日に何度つぶやくでしょう。
ほんとに、ここ数日の寒さは耐えきれない・・・
縮んだ血管がそのまま固まってもどらなくなりそう。

先日の雪の日の庭の写真です。
咲き始めた梅の木にも容赦なく雪が降り続きます。

こちらは深夜の庭

このあと、雪は止み、これ以上は積もらなかったけれど。

さくらがいたら、この雪の庭で大喜びで走り回ったのに。
思い浮かべると、寂しすぎる・・・

そんな寒い中、とりあえず元気でいますが、
インフルエンザが猛威を振るっているそうです。
何が何でも、今は罹りたくない。
倒れたら、みんなを困らせてしまうから。

世の中がすっかり春になるまで、
この寒さの中でも、とにかく動きを止めずにがんばるつもり。

そういえば、
動きを止めないでいる間に、
嬉しくない特別な日もサラッと通り過ぎることでしょう。
そうだ! 免許の更新にも行かなくてはいけなかった。
忘れそう・・・