憧れの花をめざして

憧れというとちょっと大げさですが、
どうしてもそばまで見に行きたくて、とにかく行ってきました。
綺麗に咲いていました。間に合ってよかった!

と、その前に・・・梅雨は青紫の花が多いのですね。
今年は特にそれを感じました。
Facebookと同じ内容になりますが、さんぽ道にもまずは序章を・・・
(って、もったいつけて、ほんとにヤな感じだけど)

海の周りの公園や道路にあるその木のところにいくには、
この道を通るとずっと近道。
すごく急でちょっと気持ちが萎えるのだけど、
そこに住んでいるひとには生活道路の階段だもの、弱気は恥ずかしい。
先ほどまでの小雨がやんで、ぬれそぼった紫陽花が一斉に下を向いていました。

まずはこの階段です。足元がすべりそう。
写真を撮ったらカメラをしまい、しっかり手すりにつかまって下りました。

急な階段の次は、不安定な石段。
なんとか無事に降りてくると、駅の方に回るよりずっと早い。
超ショートカットの道でした。怖かったけど。

通りに出ると、西洋朝顔が上の方まで。
見上げながら写真を撮っていると、通りすがりの女性から、
「きれいですよねー 一年中咲いているんですよ」と。
ずっとずっと上の方まで、弦が延びて咲いていました。

少し降りていくと、ホテルの敷地の周りでアガパンサスが真っ盛り。
ここのアガパンサスは毎年見事です。
いつも車窓から見るだけだけど、今回は歩いて通り抜け。

最近はどこでもよく植えられて、目にすることが多くなりました。
でもこの花、私が高校生のころから、父親が庭で何鉢も育てていました。
(何年前になるのだかは、計算しない!)
そのころはとても珍しく、名前も「紫君子蘭」と呼んでいました。
そして、梅雨のころになると一斉に青い花が咲いて、私も大好きでした。
懐かしい思い出・・・
我が家に今も咲いているアガパンサスは、その父の育てた花の子孫です。

青いアガパンサスを横目に、私は海に向かって降りていきます。
めざす青紫の花「ジャカランダ」へ・・・
まだ咲いていますように、と心で願いながら・・・