朝のTV番組で、「手帳」をとりあげていました。
女性たちが、自分のスタイルで手帳にスケジュールを埋めていく、
そんな様子を紹介していたのだと思います。
とてもオシャレで素敵な文字で、シールなどをレイアウトしながら、
マイBookとも言えるようなそれらの手帳を見ながら、
そういえば、私も、毎年10月中には翌年の手帳を買っていたっけ、
と気が付きました。
小さい金色の文字で、右上に「2022」と書いてあるこの手帳。
去年の10月に、例年通り、いつもと同じタイプの手帳を買いました。
でも・・・ まったく白紙のままです。1文字も書き入れませんでした。
それまで頑なにこの種の手帳を使っていた私。
去年の中ごろから、iPhoneのカレンダーを使い始めて、
徐々にウェイトが傾き、結局、紙の手帳には戻らずすべてiPhoneの中へと。
サロンの仲間から「次の講座で、カレンダーをやってよ」と言われたときは、
「私はアナログ派で、iPhoneのカレンダーは使ってないから」とお断りを。
実際、その時はまったく使っていなかったのに。
コロナが社会を変えたころから、私のスケジュールもすっかり変わり、
それまで真っ黒だった手帳の中身も、一時はスカスカになりました。
単純なスケジュールになったので、iPhoneのカレンダーでも間に合って、
少しずつ書き入れている間に、「ああ、やっぱりすごく便利!」と
今更ながらデジタルのスケジュール管理の便利さに納得。
やがて、すべてのスケジュールはiPhoneの中に移動しました。
それでも、例年のように10月には買った2022年の手帳。
1年が過ぎようとしている今、白紙のままになった理由です。
今年はさすがに2023年の手帳は買いません。
でも・・・
ほんとうは、
カレンダーの枠に、ボールペンやいろいろな色のサインペンも使って、
スケジュールによって色分けしながら、予定を書き入れたり消したり、
ハートマークや(孫たちの誕生日とか、誰かさんのライブとか)
重要マーク、アンダーラインなど付けながら、
ひとつひとつ埋めていく作業って、脳細胞や心を刺激するのにね。
デジタルのカレンダーにはそんな色合いがありません。
楽しいことなのか、大切な事なのか、ハートが輝くことなのか、
ちょっと重たい予定なのか、
そんな違いすら漂わなくなります。
ボールペンを動かして文字を書かないから、
脳細胞も使いません。
そう・・・ デジタルのカレンダーは
脳も心も老化を加速させるばかりだ! と言いながら、
もうアナログの手帳には戻れない・・・