絶句です

7日前の7月3日、静岡県熱海市、逢初川で発生した土石流は、
日が経つにつれて、その原因と思われる土地開発に関わる実態が、
次々と明るみに出されてきました。
何年にも渡って、自然の山林を伐採して捨てられた建設残土と産業廃棄物。
運び込まれ廃棄された盛り土が、大量の雨によって崩落して土石流となる。
逢初川を濁流となって、
ほんのさっきまでいつもの時間を過ごしていた家々を飲み込み、
すべてを土砂で覆いながら、海まで押し流していきました。

もう少し離れているかと思ったけれど、
私が時折訪れるマンションは、現場から直線距離で700mほどでした。
もしその時に、マンションにいたら、
土石流の落ちる轟音が聞こえたかもしれません。

最初に、テレビであの動画を見たとき、背筋が凍りました。
誰だって、このような状況に巻き込まれても不思議ではない。
でも、その原因が人災なのだから、
被災された方たちの憤りは、どこへぶつければいいのだろう。
亡くなられた方たちに、どうして命を落とさなくてはならなかったのか、
誰が説明してあげられるだろう。

いつもルンルン気分で走る、大好きな自動車道路の熱海ビーチライン。
あっという間に通り抜けるこの快適な海沿いの道に、
こんな車両が並んでいるなんて・・・

ワクチン接種

4月12日の昨日から、高齢者のワクチン接種が始まりました。
TVその他のメディアでは、繰り返しそのニュースが流れます。
どこを見ても同じ映像なので、提供されたものだと思うけれど、
それにしても・・・

なぜ、注射する瞬間をドアップで放映しなくちゃいけないのかな?
リアルな映像がそんなに大切?
ずっと前から気になっていました。
諸外国の現場で、また最近は日本の医療者たちへの接種現場で、
針をブスっと刺す映像が当たり前のよう。

昨日は、高齢者の腕なので、なんだかものすごく身近になって、
リアル感が増しました。
そもそも私は、注射されるときに、打たれる様子を見ません。
そっぽむいて終わるのを待ってます。

それなのに、今は容赦のない映像が目に飛び込んできて・・・
不快になるのは私だけなのだろうか?
ヘン?

10年目の今日

近所にある公園。
子どもたち(孫ではなく)と遊びに行ったおんべ公園。
午前中に立ち寄ったので、子供の姿も無く静かでした。
穏やかな早春の日差し、膨らみかけた桜の蕾、澄み渡る青空。

今日、駅から自宅に戻る途中、
防災無線が響き渡りました。
あの日の被災者の方たちへの1分間の黙とうを・・・

穏やかな景色が一変してしまう大災害。
そして失われた多くの命。
人の力など、ほんとうにちっぽけすぎて哀しくなります。

10年の月日のあとに、
感染症拡大で人々はもっと、自分たちの力の無さを知りました。
我が物顔で地球を自分の意のままにしてきた罰です!と、
そんな天の声ではありませんように・・・

ますます春ですが

今日も快晴、散策には絶好の天気でした。
どんなに気持ちの良い空気の中でも、マスク無しでは歩けません。
街角で「あれ?あの人って、あの人かなあ?」と思いながら、
挨拶できずに通り過ぎることが時々あります。
あるいは、
私をじっと見つめながら通り過ぎていく人は、
きっとその人も、同じように思っていたのかもしれません。

先日珍しく電車に乗って出かけました。
駅のホームで、2歳か3歳くらいの女の子がお母さんに手を引かれて立っていました。
その女の子が振り返り、私を見て、ほんのちょっとニッコリしました。
嬉しくなって、私もニッコリ・・・しようとして、ハッと気が付きます。
マスクしている私の表情を、女の子に良く分かるようにしなくちゃと。
目しか出てないのだから、もう満面の笑顔(目の)を作って「ニッコリ!」しました。
女の子は、分かってくれたみたいで、
何度も振り返って私を見ては、ニッコリします。
そのうち、手を振ってくれたので、私もそっと手を振りました。
可愛かったな~

今、成長期の子供たちが見る大人たちはみんなマスクです。
大切な子供の心に、影響が出ないのかと気になります。
マスク無しで、人々が生活する日はいったい何時戻ってくるのだろうか。

真っ青な空の下、温かい陽光につられて遊行寺へ散歩。
お正月の箱根駅伝でその名も知られる遊行寺です。
人影はまったく無し・・・

梅と椿が咲いていました。
境内には早咲きの桜は無かったけれど、
3月後半にはソメイヨシノが咲き揃うことでしょう。

おまけ(^^ゞ
先日おじゃましたお家で、私を迎えてくれたアイドル!
小さな命に触れることが無くなってしまって、
忘れていた命のぬくもりがとても愛おしかった・・・

※犬種はビションフリーゼです。足がちょっとだけ短くて太めなのが好き(^^ゞ

束の間の青空

10時頃に家を出ると、空はいつの間にか青空でした。
このところずっと晴れていなかったので、久しぶりの青空です。
しかも、通り道沿いの空き地には、
のびのびと背を伸ばして黄色い花を付けたセイタカアワダチソウがいっぱい。
コロナで憂鬱な月日だったけれど、間違いなく秋です。

セイタカアワダチソウは今でも「アレルギーの元凶」と嫌う人が多いです。
ブタクサと混同している人も。
でも、セイタカアワダチソウは花粉を飛ばさず、
従って、アレルギーを誘発することはほとんどないそうです。
花穂の中に顔を突っ込んで思いっきり花粉を吸いこんだら・・・知りませんが。

ブタクサは杉のように花粉を飛ばし、アレルギーの元になります。
でも、秋に黄色い花をいっせいにつけるセイタカアワダチソウは、
日本に帰化してからず~っと、濡れ衣を背負ったままの可哀そうなお花です。

たいていは、線路の脇とか、川原の土手とか、雑草の茂る忘れられた場所に、
必死で繁殖して花を咲かせます。
そしてその成長のしくみから、やがて、繁殖力が弱って数を減らしていくそうです。
数年前まで、一面の黄色い原っぱだったのに、
あれ?なんだか最近は少なくなって、またススキや他の雑草の勢いが増した・・・
そんなことに気づくことも多いと思います。

そんなセイタカアワダチソウ、私は好きです。

用事を追えて帰り道、ちょうど前を通ったので、つい寄ってしまった(^^ゞ
今日はいつもと違うメニューを頼みました。
すり鉢の黒ゴマをゴリゴリと擦って、
鬼おろし大根とワサビを入れて、
そこにそばつゆをかけてお蕎麦をいただきます。
けっこうなボリュームです。お腹いっぱい! 美味しかった~

あとから、あとから・・・

「令和」という名前に代わってから、なんだか散々なことばかりです。
去年も大きな災害がありました。
今年は・・・・・言わずもがな、です。
「令和」のせいではないのだけど、つい思ってしまう。

恐ろしいほど大型の台風10号が近づいています。
今頃は大東島に接近中です。
最近、その大東島がなんとなく身近になりました。
息子のお嫁さんの親友が引っ越したのです。幼児もいます。
どうぞ、無事でありますように・・・

以前と違って、災害のレベルがはるかに高くなりました。
風速80メートルって、なにそれ!
裕次郎が「俺は負けない!」って歌ってたのは40メートルだったのに。

そして、この夏の気温は息も絶え絶えになるほどです。
というか、もう絶えてる・・・
9月になってからの暑さで、ここまでギリギリだった身体が完全に絶えました。

コロナウイルスの「本日の都内の新規感染者は・・・」というテレビの声が
すっかりかすんでしまうほど、
気象の異変が人々に襲いかかってきます。
私たちは、小さなことを積み重ねて、迎え撃つしかありません・・・

もう静かに穏やかに暮らしたいです・・・


※「言わずもがな」って入力したら、なんだか違和感。
ほんとうにこれでいいの? いえ、合っていましたが。とても不思議な言葉。
意味は「言うまでもなく、言うに及ばないこと」

  動詞「言う」の未然形+打消しの助動詞「ず」=「言わず」
  +願望を意味する終助詞「もがな」
  願望の意味の終助詞=「将来的に言わない状態」を願っている状態
なのだそうです。
日本語、美しく難しく、まことに趣がありますね。

8月6日を前に

明日の8月6日に合わせて、動画が公開されました。
タイミングを失わないように、今夜のうちにさんぽ道にも。

動画を載せてもだ~れもみない・・・なんてひとりで拗ねていましたが、
ちゃんと確認いたしました。一人は完璧に見てくれています。
ありがとう!
だから、今回もきっと見てくれる。
でも、たいていは素通りしてしまうことは分かってるので、
今回は、写真まで載せちゃう(^^ゞ 無理やり見せる(^^;)

♪切り裂いた白い光 黒い雨

♪あまりに尊い犠牲払った

♪押し寄せる高波に砕けた未来

♪あまりに多く血が流された

あの夏の日の原爆を、あの津波によって破壊された原発事故を、
そして、今も地球上のあちこちで終わることのなく続く戦争を、
人間はどうして同じ過ちを繰り返し続けるのかと、
そんな叫びが胸をえぐる楽曲です。

雨上がりの朝

いつもの日曜日より早く目が覚めました。
さっきまで降っていたらしい雨が上がって、あちこちまだ濡れそぼっていました。
そんな今朝の6時ごろ、庭に下り小さな花壇に近づくと、
草の中からアゲハ蝶が2匹、ハラハラっと飛び出てきました。

そして、2匹は私の周りを飛んで、1匹は私の胸に一瞬触れてから、
一緒に舞いながら飛び去っていきました。

その時、確信したのです。

2匹が出てきた草はスープセロリの株です。
そこに、だいぶ前ですが、小さな黒いアゲハの幼虫がいました。
そして、少し前にその葉っぱの上に、大きな青虫を2匹見つけたのです。
お~! 喜ぶ私(^^)

おおきくなったね~
鳥に見つからないように、ジジにも見つからないように、
目立たないところで蛹になって、綺麗なアゲハチョウになってね。
がんばってね~

その翌日もまだいました。
でも、見かけたのはそれっきり。
蛹になったのかな? どこだろう?
あちこち、葉っぱをよけて探してみたけれど、蛹は見つかりませんでした。
う~ん、鳥に見つかっちゃったのかなあ~

だけど! そうです! 今朝、羽化したのです。あの2匹。
早朝、羽化したばかりで、身体を乾かしていたのです。
その2匹が、私の姿で飛び立って、
「ほら、アゲハ蝶になりました。ありがとう!」と言ったんだ!
私の胸にそっと触れて、そして飛んでいったのだ。

と、私は確信しております(ほんと、です)

久しぶりの晴れです

朝起きたときはまだ雨が降っていた(気がする)
洗濯ものも外に干さず、そのまま8時過ぎに出掛けました。
用事を済ませ、10時過ぎに帰宅したときには、
すっかり晴れて、青空が見え始めたところ。
その後、久しぶりの太陽と青空が。
予期せぬ「晴れ」になりました。

本当に毎日毎日雨ばかり。
久しぶりの青空に、急いで着替えて庭へ飛び下ります。
なにしろ、あちこち草ぼうぼう。
夢中で雑草を抜き、伸びすぎた枝を切り落とし・・・
コロナを忘れて、無心で庭にしゃがみ込んでおりました。

午後も続けて庭仕事。
Amazonで買った小さなテーブルにアイスコーヒーを置いて、ちょっと休憩。
ひまわりも、やっとのびのびしていました。

さてこちら・・・
友達がFacebookに載せていた画像。
International Journal of Pharmaceutical Sciences and Research
というところがアップしたものです。
いただきました・・・
マスクって、大切なのね。

この空模様のように重たく

少し、更新をサボっている間に、
世の中は悲惨なことばかりです。

「令和2年7月豪雨災害」というぞっとするような名前が付いた災害は、
信じられないような被害をあたえて、目を覆うばかり。
災害に遭った方たちはいったいどうやってこれから、
生活を立て直せるのでしょう。

新型コロナ感染症は、一旦は、このまま落ち着いてくれるのかなと、
かすかな期待を持たせてくれたけど、それも束の間でした。
感染者の数だけを見てはいけない、と言う意見もあるけれど、
私たち巷の人間は、その感染者の数に不安になるのは当然のこと。
明日が見えないのだもの。
1週間後には・・・ という状況を誰も正しく予測できない。
憶測だけで考えれば、コロナが静まって、
行きたいところに行き、会いたい人に会い、美味しいものを食べに行き、
というような生活は、遥か遥か先のことだと思います。

孫たちに囲まれて、幸せな忙しさに追われる時間が、心から恋しいです。


先日、用事があって出かけてきた熱海のマンション。
帰りがけ、ロビーが賑やかでビックリ。

赤い装束で大声で言の葉をあげていたのは、来宮神社から来訪された猿田彦でした。
コロナのせいで、神社の例祭などが中止になり、それで各所までお出でになるそうです。
私がロビーに行ったときは、人々が集まっていて、横からの写真です。
「むぎこがし」を頭にかけて、無病息災をお願いしてもらえるそうです。
こんなところで、とちょっと珍しかった(^^)

私も厄払いを・・・と思ったけれど、居住していないのに図々しいと思って、横から写真をこっそりと撮るだけにしました(^^ゞ