もっともっと、長生きさせてあげたかった。
大好きなボールでもっと遊ばせてあげたかった。
草の匂いいっぱいの庭を、もっと駆け回らせてあげたかった。
美味しいものを、もっといっぱい食べさせてあげたかった。
もっともっと・・・
やりきれないことがあったとき、
ギューッと抱きしめると、
心が柔らかくなってほどけていく。
いつもいつも、その温かい全身で、
私を癒してくれていた。
どんなときも、振り返ればいつも、
その黒い瞳が私を見つめてくれていた。
さくらは私に、こんなにもたくさんのものを与えてくれたのに、
何の手も打てず、さくらの命を救ってあげられなくて、
ほんとうにごめんね・・・
2015年5月12日 さくら(11歳8か月) お空へ行きました