「クララとお日さま」

ますます遅くなった読書のスピード(眠りに落ちるスピードは反比例)
それに輪をかけたように、この本は
読み始めて終わるまでどれだけの日数が必要だっただろう。

本の内容や感想がネットにはものすごい勢いで綴られています。
さすがにカズオ・イシグロ著作だし、
しかも、内容の深さに誰もが思いを書きたくなる作品だから。
興味があれば、ネタバレ覚悟でそんなブログをご覧になってください。

私は超簡単にどういう本なのかだけ。
カズオ・イシグロ著「クララとお日さま」


太陽光をエネルギーとするAF(AIフレンド)のクララは、病弱なジョジーの元へ買われていく。
ジョジーを暖かく守り友情をはぐくむクララと、その周りの家族や友達の不穏で不安定な生活。真摯に自分のすべきことを考え全うしていくAIロボットは科学技術の進歩に(自分の存在に)哀しみを感じないのか。
それでも、最後には切ない感動を用意して、小説は終わりを迎える。


遅々として読み進まなかった訳は、
それぞれのシーンを描こうとすると難しくて眠くなり・・・
謎のようなワードがいくつかあって、考えていると眠くなり・・・
前に出てきたシーンとつながっているシーンがあると、どんなだったかと考えて眠くなり・・・

私には読み進むのが手ごわい本だったけれど、
(登場人物は少ないし、言葉はやさしいし、読みやすいはずなのに)
5分の4あたりからは、昼間も読みたくなって一気に読み終わりました。
そして、切なくて暖かい、寒い寒い夜に飲むホットワインのようなラストでした。

もう一度読み直します。
情景がちゃんと描けなかったところがいっぱいあったので、
読み直すときはそれらがくっきりすることでしょう。

カズオ・イシグロ著の「私を離さないで」にものすごく心を打たれたけれど、
また少し違う形で、とても好きな本になりました。

きっとそのうち映像化されると思う。
映画・・・ 出来たらぜひ観たい。

やっぱり残念

お昼ご飯を食べ終わったころ。
夫が見ていたテレビはトライアスロンの競技を映していました。
女子の選手たちが自転車で走っていた風景に、思わずくぎ付けに。

競技はワールドトライアスロンシリーズ(2021/横浜)
くぎ付けになるはず、走り抜ける風景は大好きな場所だもの。
みなとみらいから山下公園を回って周回するコース。
赤レンガ倉庫! 大桟橋への交差点!
わ~!県民ホール! 山下公園! すべて知ってる!
選手と一緒に走っている気分でした。

でも、もう長いこと出かけてない・・・

テレビの解説は、日本選手のことを
〇位以内だったら東京オリンピックの代表選手に選ばれる、と言っていました。
オリンピック・・・???

もし、新型コロナウィルスが猛威を振るわなかったら・・・
「もし」の話は言っても仕方のないことだけど、
オリンピックを思い切り楽しめたと思う。
残念です。

ザラザラしたこと

今日の午後、ファンデーションが無くなりそうだったので、
いつも化粧品を買うMujiへ行きました。
化粧品の棚を探していると、背中の方から大きな声が響き渡りました。
男性の声で「これから買い物するんだから! 買い物させてくれ!」と。

若いお父さんが駄々をこねている自分の子供に怒っているのだと思いました。
え~ 子供は買い物に付き合うのはつまらないのよ、
そんなに怒らないで! 子供が可哀そうじゃない!
と思う私は、どんなお父さんでどんな子どもだろうと興味を感じて、
声のする方に、少し足を運んで見てみました。

でも、まったく違いました。

男性の前には、Mujiの若い女性店員が二人。
うつむいたまま立ち尽くしています。
男性はその店員に声を荒げて怒っていたのです。

何があったのか分からないけど、
「ちゃんと謝ってない!」と怒り、「買い物をしにきたんだ!」と怒り、
「その態度はなんだ!」と叱責していました。

でも突然、その若い男性よりももっと大きな声で、
女性の怒声が響いたのでびっくりしました。意味は分かりませんでしたが。
男性の横には、小柄な中年の女性がいました。
女性は両手で松葉杖を使って立っていました。

二人の怒りの原因は、店員とこの女性との間に何かあったみたいでした。
お店の来客はみな、なんとなくソワソワ。
私もいたたまれない気持ちで、少し離れたところで必要なものを選びます。

女性店員は小さな声で説明していますが、
「聞こえない! もっと大きな声で話せ!」「まったく謝っていない!謝れ!」
などと言われて縮み上がっているようでした。

いったい何があったのか分かりません。
でも、そこまで怒声をあげて叱責する必要があるのだろうか?
店員の彼女たちが失礼なことをしたのかもしれないけれど、
何が悪くて、何をすべきなのかを、彼女たちに説明すればいいことでは。

なんだか心がザラザラして、必要なものも選べないまま、
セルフレジでそそくさと精算して、お店を後にしました。
私がお店に入った時から、出るまでずっと続いていた怒声。
それにしても、この店舗では、もっと責任ある立場の年かさの人はいないの?
対応すべきは、責任のある立場の人ではないの?
そばのレジでは、他の女性店員が2人いて、普通に接客をしていたけれど。
ずっと立ち尽くして、ぼそぼそと返事をしている彼女たちが気の毒でした。

気分転換に・・・ 今日通ってきたいつもの遊歩道。
緑がすっかり濃くなって、そろそろ梅雨の2文字も目にする頃・・・

気が付けば・・・

どうしよう。
すっかり、ほったらかしている。
書きたいことはいつも次々にあるのに、
この編集画面が遠くてたどり着けない。
あとでまた、とにかく、向かってみよう。

Instagramからこぼれた写真・・・

UVカットで目を大事に

太陽がまぶしい季節になりました。
どこもキラキラと輝いています。
とはいえ、新型ウイルスの猛威のせいで、気持ちはぜんぜん輝かないけれど。

太陽が眩しくなると、紫外線をカットする眼鏡をかけるようにしています。
ずっと前からで、今のサングラスはもう10年が過ぎました。

あるとき、レンズのUVカットには寿命があり、5年くらいすると効果が無くなると知りました。
ほんとうかな?
眼鏡メーカーの罠じゃない?とは思ったけれど、
そういえば、ガラスの色も薄くなっている気がするし、
確かに、以前より心なしか眩しい気がする。
去年からそんな風に気になってしまって、思い切って作り直しました。

そして先日出来上がってきて、とても気に入りました。
眩しさがぜんぜん違う。目にとても優しい気がする。
UVクリームで素肌を守るのと同じだもの。
もう少しがんばってもらいたい目なので、守ってあげなくては。

手前が新しいサングラスです。
庭仕事はもちろん、外出するときはいつもかけていきます。

1週間ほど前に撮った新林公園の藤棚です。
満開にはあとちょっとでしたが、きれいでした。

お弁当の日(^^)

緊急事態宣言中は事務所は閉鎖になって当番もありません。
ということで、今日は久しぶりの当番日。
のんびりできると思っていたけれど・・・

朝からずっと、私の後ろに理事長がいられました。
実はこの4月から新しく理事長になられた方。
きっと、たくさんのお仕事があるのかも。
他の理事の方も来られて、いろいろミーティングしていたり。
私語を交わしたこともなく、ご一緒にお仕事したこともなく、
会釈するくらいの方だったので、尚更緊張・・・
(年齢は私より下だと思うけど)

「〇〇さん、お昼は・・?」と私に聞かれたので、
「お弁当を持ってきています」と返事を。
私も「お昼はどうされるのですか?」と尋ねたところで、
その方は「お昼ご飯を食べない」という話が始まりました。

健康とダイエットのために始めた昼食抜きで10キロほど減量されて、
それからもう何年も経つのだそう。
すっかり当たり前になってしまって、お腹が空くことは無いのだそうだ。
笑顔でそんなお話をされたので、やっと普通の会話ができた。
少し身近に感じることができて、緊張もほどけたランチ話でした。

で、私は「すみません、お昼をいただきます」と言いながら、
お弁当を広げました。
背中に理事長がいられるので、写真を撮るのもコソっと急いで。
さ!食べようとしたころ、
「では出ます」と言って、出て行かれました。ホッ・・・(^^ゞ
これでゆっくり食べられる~

ワクチン接種

4月12日の昨日から、高齢者のワクチン接種が始まりました。
TVその他のメディアでは、繰り返しそのニュースが流れます。
どこを見ても同じ映像なので、提供されたものだと思うけれど、
それにしても・・・

なぜ、注射する瞬間をドアップで放映しなくちゃいけないのかな?
リアルな映像がそんなに大切?
ずっと前から気になっていました。
諸外国の現場で、また最近は日本の医療者たちへの接種現場で、
針をブスっと刺す映像が当たり前のよう。

昨日は、高齢者の腕なので、なんだかものすごく身近になって、
リアル感が増しました。
そもそも私は、注射されるときに、打たれる様子を見ません。
そっぽむいて終わるのを待ってます。

それなのに、今は容赦のない映像が目に飛び込んできて・・・
不快になるのは私だけなのだろうか?
ヘン?

お花見は出来なかったけど

愛しい孫たちと過ごした数日こそパスしていたけど、
3月中頃から、大きな2つの作業に身動きできなかったしばらくの間に、
桜はすっかり終わってしまって、今年は一度もお花見に行けなかった。
そんな仕事も一段落したので、心が軽くなった今日。
久しぶりに新林公園へ出かけていきました。

あまりにも良い天気で、爽やかで、気持ちよくて・・・
そうだ! 時間もあるし、ハイキングコースを歩いてみよう!
突然思い立って、上っていきました。段々になった道を。
何年前になるだろう。愛犬のさくらがまだ1歳にもなっていなかったころ、
犬連れて歩いたハイキングコースです。
段々はきつかったけれど、足の短いさくらだって喜んで歩いたんだし、
たいしたことはない、と思って歩き出したら、とんでもなかった!

ここからスタート。段々はあの先までかな?
ってことは無く、ずっとずっとまだまだ先に続く!

階段もだいぶ年月が経って乱れています。
よっこらしょ! 掛け声かけないと足が上がらない・・・
転ばないように気を付けて、真剣に上ります。

あそこで終わり? いえいえ! とんでもない。

途中、何度も立ち止まっては、深呼吸。
酸素がすぐに足りなくなる肺なので、深く空気を吸い込んで・・・
曲がりくねって、また上って、やっと少し平坦な道へ。
そうすると、余裕ができて、周りの緑が目に広がります。
ほんとうに新緑って美しい。ウグイスの声も聞こえます。
目がくらむような緑を体の芯まで浴びました。

一番上になるところに、公園があります。
土曜日なのに人は少なく、ときおりすれ違う人に出会うくらい。
ひとりハイクじゃなかったら、ベンチで座ってお喋りも楽しいけれど。
(でも、コロナだから、ひとりで歩くしかない・・・さくらも居ないし)

ウラシマソウもありました。
友だちと鎌倉をあちこち歩いたころ、
色々な場所でウラシマソウを見つけたっけ。久しぶりです。

上ったり下りたり、アップダウンが続く道・・・

この道を下りてきて振り返ったところです。
さすがに、ハイキングコースもここが最後の段々。
スタートから1時間ほどかかっていました。
普段使わないふくらはぎや太ももの筋肉。明日は痛くなりそう。
肺もちょっと悲鳴をあげていたけれど、
マイペースで歩いたから大丈夫。緑に包まれて気持ちよかった!

下り切ったところにある藁ぶき屋根の古民家です。

そして、いつもの公園の風景。
落羽松(ラクウショウ)も新緑が広がっていました。
この池の右側の方から上って、池の後ろの山をひとめぐりし、左の山側から降りてきました。
おつかれさま~ (^^ゞ

※さくらと歩いた新林公園のページです。
http://wan-wan.sakura.ne.jp/iroiro/sinbayasi/index.html

さくらは2歳でした。いい加減な記憶・・・
2005年・・・ 私も、平気で歩いてるみたいです。若かった~
(さくらのページは、9月に無くなります)

桜はともかく

今年は、桜にたどり着けないまま終わりそうです。
去年はあちこちの桜の下を散歩したけれど。

ひとつは、ウェイトの大きな仕事のせいです。

100ページの冊子の作成。専門書です。
データーは手元に届きました。
これを印刷所(今はWeb印刷です)に入稿するまでの作業です。
去年も担当して作成。今年もまた仕事がやってきました。
プロが使うようなアプリケーションではなく、
WordやExcelで届いた原稿を、そのまま使います。
これが、細かい作業がたくさんあって、かなりの時間がかかります。

作業を始めて3日ほどたちましたが、
明日から週末まではお休みします。
娘が、かわいい孫たちを連れて里帰り(^^)v
やっとだな~ もう何か月会っていなかっただろう・・・

こんな状況だから、どこにも遊びに行けないけれど、
とにかく、我が家で過ごします。
久しぶりなので、どうやって歓迎してあげたらいいのか、
もう、忘れてしまった。

桜のお花見には行けそうもないけど、
どこを見てもお花がいっぱいです。
そのほんの一部・・・

どういうわけか、今年の春はツルニチニチソウが元気。
あちこちで、例年になく青い花がいっぱい咲いています。

そして、今を盛り、満開のシクラメン。
1年目の去年よりも花付きがいいのが不思議です。


いろいろ 春です

昨日、出かけた先で思わぬプレゼント(#^^#)
私がラベンダー好きだからと、ラベンダーの香りのこれ。
ハンドクリームの隣は、なんとアルコール消毒のハンドジェルです。
こんな消毒液を外出先で使うなんて、なんと贅沢な!
でも、いろいろと気の重くなることが多くて、
心がカサカサする日々の中、潤いは大切です。
何しろ、自分のバッグに入っているハンドクリームは、
ドラッグストアで買ったアトリッ**だもんね~

こちらは、グルテンカットと戦うために・・・

朝ごはんはお米パン。
雑穀おにぎりも作って冷凍してあるけれど、
やっぱりパンが食べたいし。
お店で見つけた玄米パン。1回分づつ冷凍保存して。
けっこう、美味しい。しばらくこれでいけそう。

九州物産展で見つけたグルテンフリースイーツ(^^ゞ
鹿児島のかるかんです。
かるかんは、お米の粉と山芋で作ります。
小麦粉は使っていなくて、あ!これだ!と。

かるかんは、宮崎の義母がときどき送ってくれました。
なんともいえない素朴な甘さが好きでした。
義母が亡くなって、そういえばずっと食べていない。
物産展で、おもわず手に取って「懐かしい~」と言ったら、
お店の男性が笑っていました。
もしかしたら、そんな風に懐かしがって買う人がけっこういるのかも。
アンの入っているのと、入っていないものと、両方買って、
これも懐かしそうにしていた夫と一緒に食べました。

あのころのまま、素朴な甘さでほっこりでした。

※グルテンカットはかなりいい加減な思い付きです。
だから、美味しいケーキが目の前にあったら笑顔で食べてしまうでしょう。
きっと、今だけ、春だから・・・(^^ゞ