小説だけなら良いのに

下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、
尊い小さな命が失われたというニュース。しかも飲酒運転。
またこんな事故が繰り返されました。
ほんとうに言葉もない。

実は、今読んでいた本がぴったりと重なって、
あまりの偶然に、ため息のやり場がありませんでした。

小説は・・・ 
小学生の男子が自転車を走らせているところに、
信号無視をして突っ込んできたトラックに命を奪われました。
運転手は飲酒運転でした。
しかし、この運転手が公安委員長だったために、
警察の上部組織が事故の原因を隠蔽し、不起訴になりました。
愛する我が子を思い、夫婦でこの運転手に復讐する話です。

息子の命を奪った犯人を、親はどれほど憎いことでしょう。
でも、どんなに憎んでも、
あるいは、小説のように復讐を実行したとしても、
息子は自分の手に帰ってきません。

八街のトラック事故でも、
今、悲しみに引きちぎられるような思いをしている親がいる。
車は凶器になりえます。
事故のない世の中が来るといいけれど・・・
(自動運転が進化したら、そういう世の中になるのだろうか?)

小説はこちらです。

少し気分を変えて・・・Instagramに載せた写真です。
ちょっと前のラベンダー

「クララとお日さま」

ますます遅くなった読書のスピード(眠りに落ちるスピードは反比例)
それに輪をかけたように、この本は
読み始めて終わるまでどれだけの日数が必要だっただろう。

本の内容や感想がネットにはものすごい勢いで綴られています。
さすがにカズオ・イシグロ著作だし、
しかも、内容の深さに誰もが思いを書きたくなる作品だから。
興味があれば、ネタバレ覚悟でそんなブログをご覧になってください。

私は超簡単にどういう本なのかだけ。
カズオ・イシグロ著「クララとお日さま」


太陽光をエネルギーとするAF(AIフレンド)のクララは、病弱なジョジーの元へ買われていく。
ジョジーを暖かく守り友情をはぐくむクララと、その周りの家族や友達の不穏で不安定な生活。真摯に自分のすべきことを考え全うしていくAIロボットは科学技術の進歩に(自分の存在に)哀しみを感じないのか。
それでも、最後には切ない感動を用意して、小説は終わりを迎える。


遅々として読み進まなかった訳は、
それぞれのシーンを描こうとすると難しくて眠くなり・・・
謎のようなワードがいくつかあって、考えていると眠くなり・・・
前に出てきたシーンとつながっているシーンがあると、どんなだったかと考えて眠くなり・・・

私には読み進むのが手ごわい本だったけれど、
(登場人物は少ないし、言葉はやさしいし、読みやすいはずなのに)
5分の4あたりからは、昼間も読みたくなって一気に読み終わりました。
そして、切なくて暖かい、寒い寒い夜に飲むホットワインのようなラストでした。

もう一度読み直します。
情景がちゃんと描けなかったところがいっぱいあったので、
読み直すときはそれらがくっきりすることでしょう。

カズオ・イシグロ著の「私を離さないで」にものすごく心を打たれたけれど、
また少し違う形で、とても好きな本になりました。

きっとそのうち映像化されると思う。
映画・・・ 出来たらぜひ観たい。

犬の心と人の心

このところ、以前にもましてスローペースになったKindle読書。
どうしてだろう。ベッドに入ると、脱力感に抱かれて眠りの海にまっしぐら。
なので、本の話題は久しぶりになりました。

「犬心 いぬごころ」伊藤比呂美著
著者のことはまったく知りませんでした。
Kindleの☆の数やレビューを見て、読んでみようとクリックして、
それでも、読み始めたのはダウンロードしてから大分経っていました。

面白かった! ほんとに。

読み始めたときは、ああダメだ、しっぱいかも・・・挫折?
それでも眠りの海に漂う直前まで、少しずつ読んでいました。
やがて、いやこれは、この著者はただものではない・・・とやっと分かって、
そこから、著者の検索をしたりして(情報収集、遅いです)

老犬である大型のジャーマンシェパード、タケを看取るまでの、
なんとも壮絶で、(家中うんこまみれの・・・という感じ)
そして、なんとも乱暴なのに、愛しくて、優しくて。
また、老犬の最期の時までの話と、2匹のパピヨンとの生活を語りつつ、
子供たちとの日々、すでに見送った父との最後の時期を重ねて、
人も犬も、生あるものの愛しさを、溢れる言葉で綴られている、
とはいえ、言葉は超乱暴だけど。すごかった・・・ 温かかった・・・

※犬の写真はネットからお借りしました。著者が飼っていた犬とは違います。

心に響いた、いろいろな言葉や文章がたくさんあったので、
これが一番ではないのだけれど、
母って?との難問をサラリと解いていたので、うなってメモしていました。
(書き留めるのはいつもiPhoneの「メモ」です。優れもののメモアプリ!)

誰かの生きるを全面的に引き受ける人
それが母の定義

そうだ! 誰かの「生きる」をまるごと引き受けるのが母なのだ、
ものすごく納得。
親も子供もそして犬たちも、母はまるごと引き受ける。
なんの条件もなく、あたりまえのように、その生をまるごと・・・

そして、少し違うのだけど、
本の終わりに寄せた町田康さんの文章にまたまた、すごく納得。
常々、「うちの犬はバカだから」という人の言葉に、聞く方の私が傷ついていました。
なぜ私が傷つくのか、考えたことなかったけど、そう、そういうことだった。
あなたの犬はバカじゃないのよ、ね。

水が方円の器に随うように犬は飼い主に随う。なので、飼い主が善く飼えば犬は善い犬になるし、悪く飼えば悪い犬になる。したがって、「うちの犬はバカでして」と言っている人がいるが、それはすなわち、「私はバカである」と公言しているのと同じことなのである。
町田康

※言葉辞典から・・・「随う、とは」
「従う」は 広く使える。 「随う」は 偉い人に随行する という意味。
「順う」は 言うことを聞く という意味。 「遵う」は 準拠する という意味。

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研修会でした

久しぶりに集まった研修会。
思えば、教室をオープンしたのが2000年でした。
そしてこの仲間たちと出会ったのもそのすぐ後。
知り合ってから20年も経ってしまったことに驚きです。
その分、ほ~んとに年をとって、見栄えはずいぶん変わってしまったが・・・
(あ、自分のことです)

いつもの講師のはからいで(?)
タイトルには懐かしい名前が!
「DUCKmamaのパソコン教室」
くすぐったいような、温かいような、不思議な文字列でした。

今日は、少し体調を崩して静養していた友達も参加してくれて、
こちらも久しぶりのフルメンバー!
いいものだな~ みんなの笑顔に囲まれるって。

で!
時間ギリギリまで話していて、大急ぎで解散し帰宅。
忘れた! 傘を・・・


今朝、突然見つけた!
続編が出ていたことを! 
1月20日に出ていたのです。知らなかったーー

ずっとずっと待っていて、Amazonで気にしていたのですが、
なかなか出版されなかった。

発売されたばかりの上、単行本価格です。
そのせいでレビューもほんの少しですが、みな絶賛。
(レビューはネタバレが怖いのでちゃんとは読みませんが)

もちろん、高くたってなんのそのです。すぐに購入ボタン!

「神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也」
今度は大森署の竜崎所長ではなく、竜崎刑事部長。
早く読みたい! 今読んでる本を早く読み終えなくては!

お正月の準備 少しだけ

何年前くらいまでだったか、
おせち料理は29日ごろから下ごしらえをスタートして、
30日31日の大仕事でした。
でも、今はぜんぜん・・・
大晦日の日中、お煮しめだけは丁寧に作って、
あとは黒豆を1日がかりで煮るくらい。それで終わりです。

きちんとおせち料理のフルバージョンを作っている方たちもいるのに、
なんとも手抜き・・・
でも、まあいいかな。

今日も、決して張り切らずに、掃除片付け・買い出しをして過ごし、
夕食を作り始めるまでに30分ほど時間がありました。
(って、以前だったら暮れのこの日に、動かない時間なんてなかったのに)

30分ほど時間があったので(^^ゞ

最近、ベッド以外で読むときはこんなスタイルです。
iPadを置くスタンドにKindleを立てて、椅子に座って読みます。
ページを繰るときだけ手を動かし、あとはフリーの両手。らくちん!
椅子に座っているので、必然と姿勢が正しくなって良いです。
30分はあっという間・・・

今読んでいる本は、「天上の葦」太田愛著です。

ところで、昨日はラブちゃんの写真を載せたので、
今日はPinterestからコーギーのこの子をいただいてきました。
またまた、かわいすぎ~

誤字・・・(^^;)

なんというか、迂闊というかドジというか・・・
2つ前のエントリー「梅雨寒つづく」の中で大きな誤字をしていました。
なんと、作家のお名前です。

最初に本を検索したときから、「式田」を「武田」と見間違い、
頭の中にしっかりインプットされてしまって。
エントリーにもはっきりとそう書いてしまいました。

で!
この作家がどういう方なのか、男性なのか女性なのか、
そんなことも分からなくて、パソコンで検索したりしていました。
情報がすごく少ない。
しかも!
Googleの検索結果の1ページ目をスクロールしていると、
なんと、この「さんぽ道が」出ているではないか。
わー たいへん。
私のブログなどが検索結果にひっかかるなんて、ビックリ。
ほんのちょっと記事を書いてるだけなのに。
作家や出版社の目に止まったら、本の写真も載せているし、
怒られちゃうかも・・・と青くなっていました。

でも・・・
今日になって気が付いたのです。作家の名前を間違えてた、って。
そりゃ、検索結果に私の誤字エントリーがひっかかるわけです。

気が付いてすぐに、ブログの間違いは修正しました。
ほんとに、赤面・・・

「湘南ノート」は読み終わりました。
とても面白かった。
いくつかの別々の話は、ずっと繋がっていて、
読んでいる間中、頭の中に
逗子の青い海、鎌倉や江の島、
打ち寄せる波の音や、素足で踏む砂の感触が、
広がっていました。

庭のひまわりだけど、太陽が見当たらなくてどこを向いていいのか、困っているにちがいない。

梅雨寒つづく

風邪をひきそうな肌寒い朝。今日も雨、暗い一日の始まりです。

動き始める前の時間に、お仕事のための画像スキャンをしていました。
本の表紙のスキャンニングです。
「湘南ゆかりの本」が2冊届きました。
BOOK OFFで買ったので、それぞれ価格は180円とか450円とか。
いろいろ探して、読んでみたいと思う本を選んで購入しました。
仕事で却下になったとしても、読めるだけでもいいかな。

どちらも、Kindle本にはなっていません。売れ筋じゃないものね。
だから、図書館などで借りるか、ネットで探して買うか。
本屋さんにさえ並ばないとはいえ、なかなか面白そうです。

しかも、「湘南ノート」は表紙に惚れた(^^ゞ
式田ティエンという作家には、「このミステリーがすごい」大賞にも選ばれた、
他の本があるけれど、これを選んだのはもちろん表紙のせい。あはは・・・

ボードに乗ったトライカラーのコーギー♪
こっちを選んでしまうよね~

「江の島ねこもり食堂」は、江の島の「ねこもりさん」と呼ばれる女性たちの、
時代時代のねこもりとして生きた人生を描いた本。
こちらも興味深いですが、何より表紙をよく見ると、とても素敵な絵でした。

読むのが楽しみです・・・
で、ところで・・・
早速昨日から、「湘南ノート」を読み始めたのだけど、辛い(涙)

まだ、表紙をスキャンする前だったので、
本が汚くなってはいけないと、折り目を付けないよう気を付けて、
そっと開いて読んでいたけど、
あらためて気づきました。紙の本は折り目を付けないと読めないことに。
バタッと閉じてしまわないよう、しっかり(そっと)持って、
そろりそろりとページをめくって・・・
私のような性格には(慌て者で大雑把人間です)ものすごいストレスです。

それになにより、この文字の大きさの違い。

う~ん、この文字サイズに慣れてしまっているので、辛すぎる。
そして、Kindleは軽くて小さくて、少々乱暴に扱ったって問題ない。
眠りに落ちて、手から滑り落ちても紙の本みたいにグシャグシャにならないし、
今読んでいたところが、どこか分からなくならない。
灯りを気にせず、薄暗いところだって読めるし。

そういえば、「栞」を挟むなんて、何年振りだろう。
(なにか栞になる紙切れをと、あれこれ探してしまった)

とりあえず、これらの紙の本はベッドでは読まずに(無理過ぎるので)
日中、椅子に座って、正しい姿勢で読むことにしました。

でも、Kindleを他人には勧められません。
電子ブックの不便なところは数え上げたらいくらでも出てくる。
紙に勝る・・・とはとても言えません。
でも、こっちに嵌る人は、もう紙の世界には戻れないのかも・・・
とはいえ、周りで、Kindleで本を読む人は一人くらいしか知らないけど。

さて、そして・・・
読書を邪魔しないように、小さなボリュームで流れている音楽は、
大好きな曲ばかりをiTunesミュージックが選んでくれています。
月々課金システム(¥980)ですが、毎日聞いているので負担は感じません。
もちろん、大好きな人の曲も、唐突に流れてきたりしてニッコリしたり・・・

お弁当と本と

チキンカツ、ゴボウと人参と白滝のきんぴら、卵焼き、野菜、雑穀ご飯 (^^ゞ

今日は事務所の当番でした。
いつものようにお弁当。
弁当箱もナフキンも箸も、まったく同じ。
中身もほとんど同じようなものですが、
それでも手作りのお弁当はコンビニ弁当より格段に美味しいです。

今日は仕事を持ち込まず、ある方から借りたこんな本をずっと読んでいました。
紙の本なんて、ものすごく久しぶりです。
もちろん、やむを得ずの読書です。

この本の「東屋旅館」は湘南鵠沼に実際にあった旅館で、
ただ現存はしていません。
とても有名な旅館だそうだけれど、私はぜんぜん知らなかった。

ものすごく話をはしょりますが、明治の終わりから昭和14年まで、
藤沢市鵠沼にあり、広い敷地を持ち、多くの文人に愛された立派な旅館で、
志賀直哉、谷崎潤一郎、芥川龍之介、堀辰雄、菊池寛、川端康成、
と、書き出すだけでその旅館の歴史がどんなだったかと想像されます。

湘南地区を中心の相模湾には、なぜ工場の煙突がないのか。
(繋がる駿河湾、そして東京湾には煙突、つまり工場地帯があるのに)
そんな素朴な疑問を持った著者が、相模湾をめぐる地区を調べ、
二つの答えと思われるものを導き出しています。

ひとつは、葉山御用邸に関わること、
そしてもうひとつは、
この地域に結核保養所(サナトリウム)がいくつも出来たこと。
文豪たちの多くも、若くして結核で命を閉ざしました。

本を読み進むと、とても興味深いことが書かれていました。
その話は、またいずれ書ければいいな・・・

ところで、どうしてこの本を読まなくちゃならなくなったか。
それは、藤沢駅前の小田急百貨店がリニューアルして、
藤沢南図書館が店内に引っ越してきたことからでした。

私が関わっている仕事で、図書館の特集記事を作ることになったのです。
(って、ぜんぜんたいしたことなくて、ちょこっとだけです)
そんなこんなで、湘南ゆかりの本を紹介する・・・というわけで。

この旅館はぜんぜん違うのですが、この本のどこかに江の島が出てくるとか。
それで読み始めたのだけど・・・

う~ん、ダメだ!

面白くない!

なぜ、面白くないかというと・・・
井伏鱒二が男性で、ものすごく偏った男性小説だったから。
こういう本は苦手です。

思えば、先の東屋旅館に逗留した文豪たち。
その人たちの本も、若い若い頃に何冊か読みました。
読書が好きだったので、とりあえず、あちこちと貪りました。
でも・・・ どの本も、男性小説だった。
テーマは女性に恋する己の心と、生きることは何か、苦悶の生きざまを描くという、
そんな小説だった。出てくる女性も男性好みの女性だったし。

どうも、根っからのミーハーな私は、
文学よりも、大衆小説が好きだったみたいです。

って、話がそれました・・・
というか、話が長くなりすぎました。

そんなこんなで、しばらく「湘南ゆかりの本」を見なくては。
紙の本を読むのは、とても辛いけど・・・ 

暗いところで…

警察小説を夢中になって読み続けていたので、
小休止して、いろいろなジャンルの小説をKindleで味わっています。
(写真はiPadのKindleアプリなので、手元のKindleとは違いますが)
先日読み終えたのは「暗いところで待ち合わせ」

幻冬舎 、2002年4月の出版ですからずいぶん前の話題作品です。
作家は乙一という若い男性。

この表紙を見て、ホラーだと思っていたので通り過ぎていました。
でも、とある書評で、ホラーではなくてとても「せつない小説」だと知って、
それならば読んでみようかな、とクリック。
ちょっと「せつなさ」に渇望中・・・

私が選ぶ小説と趣が違って、ひさしぶりの感触でした。
若い作家の感性なのかな。

そして、この小説は映画になっていたそうです。
Amazonプライムにありました。

映画DVDの表紙は本の表紙とぜんぜん違う・・・
ホラーじゃなくて、
どちらかというと、ちょっとだけサスペンス(せつな系の)?
主人公の男性の国籍などが違っているらしいけれど、
今度、見てみようと思います。
無料じゃなくて400円・・・だそうですが。
Amazonの案内をコピーします。


交通事故で視力を失い、父親と2人、静かに暮らしてきたミチルだったが、父の突然の病死で、たった1人の生活を始める。一見穏やかな生活だが、不安で孤独な毎日。そんな、ある朝、家のチャイムが鳴る。彼女がドアを開けると、そこには大石アキヒロが立っていたが、ミチルは気づかない。アキヒロは今朝、駅で起きた転落事故の重要参考人として警察に追われていた。彼は素早く家の中に潜り込み、それに気づかないミチルとの奇妙な同居生活が始まった。

記憶と変化

1年のうちで、爽やかにすごせる大事な5月が、
こんな暑い5月になってしまって、なんだかとっても損した気分。
どこかで帳尻を合わせてもらえたらいいのだけど。

小説の話です。
頭の中、すっかり大森署の竜崎署長でいっぱいになってしまい、
一旦クリアしないと・・・と思い、
ずいぶん前にダウンロードしていた小説を読みました。
村上春樹著「国境の南 太陽の西」です。
出版された当時に単行本を買ってきて読みました。1992年だそうです。

「ノルウェイの森」を最初に読んで、
その後、村上春樹作品を追いかけていた時期がありました。
たくさんの作品の中で、どういうわけか、
特に心に残ったのがこの作品でした・・・ 
でした・・・
でしたが・・・

さて、25年以上も昔に読んだ本。ストーリーはほとんど忘れていました。
でも、大人の男性が、品の良いバーで、大人の女性と、
とてもオシャレな会話をする・・・という記憶だけが鮮明(?)に。
その雰囲気が好きだったのかなあ~ 大人の恋愛だったよな~

だけど、
読み進むうちに、「え?!」 こんなだった?
「え~?」 イメージとぜんぜん違う!
というか、記憶がまるで間違っている。
あの頃、いいなあと思って読んだのは、いったい何だったのか?

あんなに性描写の多い小説だった?
主人公の男性は、かっこの良いことばかり言うけど、
結局、身勝手至極の男性じゃないの!
それって、村上春樹の憧れの生き方なのかな?
あんな女性に巡り合って、生涯をかける恋をしたいというのかな?
その女性だって、ものすごく身勝手。

掴もうとするとするっと逃げてしまう女性に翻弄され続けて、
身近に守らなければいけないあんなに大切な人たちがいるというのに・・・

って、もう最悪な気分で読み終えました。

そう、人の感じ方って、年齢とともに変化するものなのね。
自分のことながら、ちょっと驚いたけれど、
それが、歳を重ねるということなのです。
年月は変化を飲み込んでいくのだ・・・と思うに至りました。

・・・というか、面倒な色恋のストーリーよりも、
竜崎署長のひとことひとことに、スカッ!とするほうが、
今の私には大切みたいで、
人生重ねて、人格が軽くなったのかもしれません(汗)

昨日は都内に住む孫の運動会。
2時間かけて行ってきました。
子供たちの歓声は元気をもらえます。嬉しいひととき。