人並みにお盆休み・・・のようなゆっくりした時間の中で、
ひたすら貪っていたのはKindel読書でした。
このところ、
池井戸潤、横山秀夫など、
銀行内部をえぐりつつ、読む人に拍手喝采させる本や、
警察の組織や犯罪の手口にからむミステリーなど、
同じ作家の本をずっと続けて読んでいました。
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そういえば、昨日は日航ジャンボ機墜落事故の起きた日。
テレビで放映された特別番組を緊張しながら見ましたが、
半年ほど前に読んだ、横山秀夫の「クライマーズハイ」を、
ついイメージにダブらせてしまいました。
あらためて、事故の悲惨さに胸が痛みます。
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同じ作家はちょっと飽きて、
気分を変えて読んだのがこれです!
Kindelではどうしても、
最新刊は電子図書になっていなかったり、値段が高かったりで、
少し古めを選んでしまいます。
この本も2006年刊行、そして2009年に映画化されています。
その頃、話題になったことは記憶していたけれど、
どんな内容だかは忘れていました。
Kindelでは★の数とレビューとで、面白そうだとワンクリック。
その「風が強く吹いている」を読み始めたら、
ほとんどノンストップで読み続けてしまいました。
(まあ、仕事しなくて良かったし・・・)
私自身は箱根駅伝のヘビーなファンではありません。
でも我が家では、ヘビーなファンが居るので、
お正月の2日3日はずっとテレビがつきっぱなしです。
そんなですから、私も毎年見てしまいます。
ヘビーなファンではなくても、この本は面白かった!
青春群像と言ってしまえばお終いだけど、
10人のメンバーそれぞれのあふれる個性と、
「走る」ことを通じて、彼らが何を求めていったのか。
そして、駅伝はどんな展開になるのか。
フィクションだけど、
毎年見る箱根駅伝の映像がイメージの底にあるから、
不思議なリアリティが読んでいる脳裏に広がります。
ということで、何を今さら・・・ではあるけれど、
「風が強く吹いている」 三浦しをん著
面白かった!