風の勲章

明日は8月15日 終戦記念日です。

戦争ですべてを失い、目に入るものは焼跡ばかり。
その灰の中から飛び立った少年は、どう生きていったのだろう。
そして、世の中はどう変わっていったのか・・・
初めてこの曲を聴いたときは、鳥肌がたちました。
その時の思いを久しぶりに味わっています。

明日の特別な日に合わせて動画が公開されました。

こんな曲ばかり歌っているからと(もっといろいろな曲があります)
さぞかし、MCでは政治的な発言が多いのだろう・・・と思われるかも。
まったくNO!です。
曲を聴いて、聞いた人がそれぞれを思ってくれればいい、と。

人はそれぞれ、思いも考えも違うのです。
自分の意見を押し付けない、何が正しいのかと問うこともない。
それでも、聴く人々の心はたかまり、一緒に大声で歌うのです。
そんなコンサート・・・ また行きたいな~ (^^ゞ

♪焼跡の灰の中から強く高く飛び立った
♪1945年打ちのめされ砕けた心のまま

♪1945年焼跡から遠く飛び立った今


曲を何度も聴いていると、焼け跡から飛び立ったのは少年ではなくて、
この日本という国なのだ、と思い至ります。
破壊しか生まない戦争が終わったあとで、日本という国はほんとうにその痛みを乗り越えられたのか・・・
今となっては、疑問符しか思い浮かびません。
それでも、私は太陽の差す場所でのうのうと生きてきました。
それが、いつまで続くかと疑問さえ抱かないままに。
ただ、愛する者たちがずっとずっと笑顔でいられることを信じて・・・

8月6日を前に

明日の8月6日に合わせて、動画が公開されました。
タイミングを失わないように、今夜のうちにさんぽ道にも。

動画を載せてもだ~れもみない・・・なんてひとりで拗ねていましたが、
ちゃんと確認いたしました。一人は完璧に見てくれています。
ありがとう!
だから、今回もきっと見てくれる。
でも、たいていは素通りしてしまうことは分かってるので、
今回は、写真まで載せちゃう(^^ゞ 無理やり見せる(^^;)

♪切り裂いた白い光 黒い雨

♪あまりに尊い犠牲払った

♪押し寄せる高波に砕けた未来

♪あまりに多く血が流された

あの夏の日の原爆を、あの津波によって破壊された原発事故を、
そして、今も地球上のあちこちで終わることのなく続く戦争を、
人間はどうして同じ過ちを繰り返し続けるのかと、
そんな叫びが胸をえぐる楽曲です。

雨の日のささやきを

6月最後の日に届いたメールには、
YouTube動画をアップしたお知らせが入っていました。
朝から雨の降るうっとうしい日でしたが、
雨にピッタリの曲に、うっとうしさも吹き飛んだ(^^;)

古いPCモニターですが、全画面表示しても、
フルサイズでアップされた動画はものすごく鮮明でした。
しかも、大好きな曲。
去年のライブでは、それまであまり演奏したことのない曲もいくつかあって、
この曲もそのひとつでした。だからすごくうれしくて。

この空間に行けるのはいったいいつのことだろう。
近い日に、かならずまたコンサートが開催されることを、
ただ祈るばかりです。

良い曲です・・って、
動画を再生する人はいないとは思いつつ、載せる・・・(^^ゞ

犬の心と人の心

このところ、以前にもましてスローペースになったKindle読書。
どうしてだろう。ベッドに入ると、脱力感に抱かれて眠りの海にまっしぐら。
なので、本の話題は久しぶりになりました。

「犬心 いぬごころ」伊藤比呂美著
著者のことはまったく知りませんでした。
Kindleの☆の数やレビューを見て、読んでみようとクリックして、
それでも、読み始めたのはダウンロードしてから大分経っていました。

面白かった! ほんとに。

読み始めたときは、ああダメだ、しっぱいかも・・・挫折?
それでも眠りの海に漂う直前まで、少しずつ読んでいました。
やがて、いやこれは、この著者はただものではない・・・とやっと分かって、
そこから、著者の検索をしたりして(情報収集、遅いです)

老犬である大型のジャーマンシェパード、タケを看取るまでの、
なんとも壮絶で、(家中うんこまみれの・・・という感じ)
そして、なんとも乱暴なのに、愛しくて、優しくて。
また、老犬の最期の時までの話と、2匹のパピヨンとの生活を語りつつ、
子供たちとの日々、すでに見送った父との最後の時期を重ねて、
人も犬も、生あるものの愛しさを、溢れる言葉で綴られている、
とはいえ、言葉は超乱暴だけど。すごかった・・・ 温かかった・・・

※犬の写真はネットからお借りしました。著者が飼っていた犬とは違います。

心に響いた、いろいろな言葉や文章がたくさんあったので、
これが一番ではないのだけれど、
母って?との難問をサラリと解いていたので、うなってメモしていました。
(書き留めるのはいつもiPhoneの「メモ」です。優れもののメモアプリ!)

誰かの生きるを全面的に引き受ける人
それが母の定義

そうだ! 誰かの「生きる」をまるごと引き受けるのが母なのだ、
ものすごく納得。
親も子供もそして犬たちも、母はまるごと引き受ける。
なんの条件もなく、あたりまえのように、その生をまるごと・・・

そして、少し違うのだけど、
本の終わりに寄せた町田康さんの文章にまたまた、すごく納得。
常々、「うちの犬はバカだから」という人の言葉に、聞く方の私が傷ついていました。
なぜ私が傷つくのか、考えたことなかったけど、そう、そういうことだった。
あなたの犬はバカじゃないのよ、ね。

水が方円の器に随うように犬は飼い主に随う。なので、飼い主が善く飼えば犬は善い犬になるし、悪く飼えば悪い犬になる。したがって、「うちの犬はバカでして」と言っている人がいるが、それはすなわち、「私はバカである」と公言しているのと同じことなのである。
町田康

※言葉辞典から・・・「随う、とは」
「従う」は 広く使える。 「随う」は 偉い人に随行する という意味。
「順う」は 言うことを聞く という意味。 「遵う」は 準拠する という意味。

カテゴリー:

複雑な思い

コンサートツアーが中止になりました。
本当は、今年の秋、11月からツアーがスタートする予定で、
5月初めには、「ツアー開催の準備をしている」とのニュースが届いていました。

でも、この状況で開催は無理ではないの?
もし、感染予防の対応を取りながらコンサートを開催することになったら、
私はどうする?と・・・

私よりははるかに若い人たちの中に混じってコンサートに行くのは、とても厳しい。
でも、貴重なコンサートに行けないで我慢するなんて、そんなの悔しすぎる。

だから、中止になってほしい。延期になってほしい・・・と
心の隅で、思っていたのでした。

やはり、この状況では、たくさんの人が集まって、
大声上げて歌って踊るようなコンサートは無理でした。
ツアー開始の時はいつだろうか。
そして、本人やバンドメンバー、スタッフたちはどんな思いでいるのだろう。
複雑な思いで、「中止します」の文字を見つめていました・・・

嬉しいZoom動画

翻訳がなくて、何を言ってるのかほとんどわからない。
でも、全編50分のYouTube、ずっと最後まで観てしまった(^^ゞ

分かる人にはすぐ分かる。この顔ぶれ。最高!

これは、寄付活動のためのビデオ会議にあつまった俳優たち。
寄付の目的は・・・
「COVID-19の影響が広範囲に及んでいることは誰もが知っていますが、米国では学校の閉鎖と経済的ストレッサーが子供の飢餓率を大幅に高めていることに気づかない可能性があります・・・中略・・・COVID-19をきっかけに飢えた子供たちを養うキャンペーンの取り組みを支援するために寄付されます。 私たちはまた、あなたの積極性を広めるためにあなたの助けを求めます。」

ただ、日本ではこの寄付をすることができないらしい。
字幕を付けてくれたら、大喜びで寄付するのに。

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)

やがて20年になる。ついこの間の気がするのに。
そのメインキャラクターたち、20年たっても、みなとても素敵だ(^^;)

上段左から右へ順番に、彼らの演じた名前です。
全員の名前、すぐに思い出せました。あれだけ何度も観たのだものね。
みんなほんとうに楽しそう。

・オンラインのホスト
・サム
・ガンダルフ
・フロド
・メリー
・レゴラス
・ピピン
・監督ピーター・ジャクソン
・アラゴルン
・ゴラム
・ボロミア
・エオメル
・エオウィン
・ギムリ
・アルウェン

動画はこちら。字幕はついていないけど・・・
One Zoom to Rule Them All | Reunited Apart LORD OF THE RINGS Edition

また、シリーズを最初から観たくなってしまったな~

まねしツグミ

さんぽ道に最近はあまり書いていないけれど、映画はずっと観ています。

どの映画も心に何かしらの余韻を残してくれます。
(たまに、時間の無駄をしちゃった、と思うこともあるけれど)
昔観た映画は、細かいところを忘れて(肝心のところを忘れて・・・)
また観直しては、ああそうだったとまた感動するのでした。

このところ、そんな風に見直した映画は・・・
「レナードの朝」「フィールド・オブ・ドリームス」
「グッド・ウィル・ハンティング」「ユージュアル・サスペクツ」等など…

「マンダロリアン」を4回観て、そこは一旦休息に入ったこともあり(^^ゞ

そんな中、
Amazonプライムに並んでいた洋画の中に「アラバマ物語」を見つけました。
何かに惹かれるように、昨夜はこの古いモノクロ映画の世界へ。
初めてでしたが、良かったです。とても深く打たれました。

映画の紹介はウィキペディアからコピーさせてもらいます(手抜きだ!)


『アラバマ物語』(アラバマものがたり、原題: To Kill a Mockingbird)は、1962年製作のアメリカ映画。グレゴリー・ペック主演。人種差別が根強く残る1930年代のアメリカ南部で、白人女性への性的暴行容疑で逮捕された黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチの物語。当時の出来事を、後に成長した娘のスカウトが回想するという形式をとっている。
物語はアティカスが担当した裁判を中心に展開するが、この作品は単なる法廷ドラマに終わらず、子供の視点から見た大人の世界や、周囲の人々に対する純粋な好奇心などをノスタルジックに描いている。


私が中学生だったころの作品?
その頃に作られた映画がずっと現在まで、人々に感動を与え、
映画の中に描かれたひとつひとつが、今も変わらずに通じてしまう。
世の中が変わっても、人の本質は変わっていないのだとあらためて思います。

でもタイトルが「アラバマ物語」って、いったい誰が付けたのか。意味不明。
原題こそが、この映画の言おうとしていることを表しているのに。

「青カケスは撃ってもいいけど、Mockingbird(まねしツグミ)は殺してはいけない。彼らは私達を歌で楽しませる以外何もしないのだから」

物語の後半に出てくる重要な男の役は若きロバート・デュバルでした。
観終わってから知ってびっくりでした。
今の姿からは想像できない・・・ 良かったです。

コロナのために

いきなり、こんな写真で(^^ゞ

隔月に届く会報です。私の手元にあるすべてかな。
(会報以外もありますが)

新型コロナ感染症のさまざまな報道を聞くにつけ、
もし感染して入院し、重体になって、そのまま帰らぬ人に・・・
そんな状況になるかもしれない。明日、突然!

できるだけ身の回りを整理しておかなくちゃ、と思いました。
自分の死後に、ゴミとなるものは残しておいてはいけない。
たとえ、私にとって宝物のように大切なものだって、
家族にとっては、処分に困るゴミでしかなかったら・・・

そういう物は山のようにあるので、簡単には整理できないけれど。

まずはこれだ!
思い至ったときには、その勢いを借りて、処分しなくちゃ!
と、棚の上から引っ張り下ろしてきました。

束は10冊ずつになっています、ってそんな説明はいらないか・・・

ファンだったのに、活動休止していた数年間は全く情報が入らない。
それで、FCに入れば何か分かるかもと、
ファンクラブなんてなんだか気恥しかしかったけれど、入会しました。
それが1992年の中頃だったか。
以来、年に6冊、青い封筒に入った会報が届きました。
28年間・・・ 170冊ほどの会報の束です。

で? 処分したかどうかって・・・・
並べれば、ついつい中を見てしまって、気が付けば夕方。
そう・・・ 結局、また収納ケースに並べて、棚の上にあげてしまった(^^ゞ

子どもたちには、何かの時は、
この収納ケースの中はまるごと処分してね、と伝えておこう。

コロナのおかげで、あらためてわが身の未練がましさを知ったのでした。

昭和のうた

「YouTube で 300 万回以上再生された昭和のうたランキング」
ページはこちら(PDFで保存もできます)

そんなタイトルが紹介されていたので、見てみました。
まあ、300曲中第1位の曲のことが話題になっていたからだけど(^^ゞ

そうなんだ・・・ とても興味深かった。

YouTubeの再生回数が最も多かった昭和の曲はこちらです。

桜満開

満開の桜を見るために、今日も境川の遊歩道へ行きました。
お花を眺める人がほんの少し増えていました。

ところで、そのうちに、
郵便ポストにマスクが2枚届くそうです。
マスクは確かにありがたいことです。
だけど・・・ それってなんだか変じゃないですか?

新型コロナの感染がどんどんと拡大しています。
もう、高齢者だけを世の中から隔離しておけば済む状況ではありません。
0歳児も重体になり、子供たちも罹れば命が危険にさらされます。

都内で報告される感染者の年代は、今は、30代、40代が一番多いです。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona144.html
(ページの情報はすぐに変わりますが)

20代~40代は行動範囲が広いです。仕事でも、プライベートでも。
そして、医療従事者や医療施設での感染が増えています。
この状況はもう抑えられないのだと、ひしひしと感じます。

怖いことばかり・・・

心が重くて、せっかくの満開の桜も、沈んだ心で見上げていました。

こんな時は、マンダロリアン・・・じゃなくて
(それもあるし、もう4回も見ちゃったけど、そしてまだ見たいけど)
泣ける映画が見たい・・・と思って、Amazonプライムを探しました。
そして選んだのが、「しゃぼん玉」(2017年作品)という映画です。

とても良かったです。泣けたし・・・
結局、私はいつも、現実逃避してしまうのだなあ~