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楽園のカンヴァス

良く聞き、良く知っている作家の本なら手にも取るけれど、
まったく知らない作家の本など、
以前だったら手に取るなんてあり得なかった。

でもKindelで本を買うようになって、
★の数とみんなが書くレビューが選択の基準になったので、
知らない作家でも読む機会が出てきました。

そんな本のひとつ。

原田マハ 著 「楽園のカンヴァス」 2012年

そういえば「カフーを待ちわびて」というタイトルは耳に覚えがありました。
映画にもなったからかな。
その小説を書いた作家だそうだけれど、知らなかった。

「楽園のカンヴァス」の主人公は・・・
アンリ・ルソー、そしてその作品の「夢」・・・

20140831ruso

小説の中には、ルソーやピカソ、そして絵。熱い息吹が溢れるように。
こんな視点の小説は初めてでした。
ドキドキしながら、一気に読みました。

私自身は、ピカソが一番好きで、ルソーも好きです。
いろいろな絵画展で、その作家たちの作品も見てきました。
多少だけれど、作家たちの人生も聞きかじって(読みかじって)います。
でも、そんなことは少しも興味無かった人でも、とても面白く読める本です。
ミステリーのような展開も追いかけているので、
先が気になって止められません。
恋愛小説が読みたい人にも、満足できるかも。

ということで、体調ダウン中に浸っていた本でした。

20140831rakuen

昭和の記録

昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」が、
8月21日に完成したのだそうです。
宮内庁が24年余りの歳月をかけて編修した、という。
24年・・・ 気が遠くなりそう。

昭和天皇実録は、明治天皇紀の1.5倍という。
その1万ページ以上からなる実録では、
開戦、終戦など歴史的な事実が昭和天皇の生涯とともに、
初めて私たちの前に公開されるのだ。

昭和の3分の1が過ぎたころに生まれた私たちの世代。
戦後の日本で生まれ育った私たちは、
やはり平成よりも昭和を色濃く生きてきたから、
この「昭和天皇実録」はぜひ読んでみたいと思う。

でも・・・

※昭和天皇実録は近く入札で出版社が決まり、5カ年計画で公刊される。公刊本は計19冊の予定(1冊は索引)で、来年3月に2冊(1901~20年)が刊行される見通し・・・

ということなので、5年もかけて読み通さなくちゃいけない。
そんなエネルギーがあるかなあ?
しかも、電子図書にはならないわね、やっぱり・・・

20140822jituroku

風が強く・・・

人並みにお盆休み・・・のようなゆっくりした時間の中で、
ひたすら貪っていたのはKindel読書でした。

このところ、
池井戸潤、横山秀夫など、
銀行内部をえぐりつつ、読む人に拍手喝采させる本や、
警察の組織や犯罪の手口にからむミステリーなど、
同じ作家の本をずっと続けて読んでいました。

—-
そういえば、昨日は日航ジャンボ機墜落事故の起きた日。
テレビで放映された特別番組を緊張しながら見ましたが、
半年ほど前に読んだ、横山秀夫の「クライマーズハイ」を、
ついイメージにダブらせてしまいました。
あらためて、事故の悲惨さに胸が痛みます。
—-

同じ作家はちょっと飽きて、
気分を変えて読んだのがこれです!

20140813kaze

Kindelではどうしても、
最新刊は電子図書になっていなかったり、値段が高かったりで、
少し古めを選んでしまいます。

この本も2006年刊行、そして2009年に映画化されています。
その頃、話題になったことは記憶していたけれど、
どんな内容だかは忘れていました。
Kindelでは★の数とレビューとで、面白そうだとワンクリック。

その「風が強く吹いている」を読み始めたら、
ほとんどノンストップで読み続けてしまいました。
(まあ、仕事しなくて良かったし・・・)

私自身は箱根駅伝のヘビーなファンではありません。
でも我が家では、ヘビーなファンが居るので、
お正月の2日3日はずっとテレビがつきっぱなしです。
そんなですから、私も毎年見てしまいます。

ヘビーなファンではなくても、この本は面白かった!
青春群像と言ってしまえばお終いだけど、
10人のメンバーそれぞれのあふれる個性と、
「走る」ことを通じて、彼らが何を求めていったのか。
そして、駅伝はどんな展開になるのか。
フィクションだけど、
毎年見る箱根駅伝の映像がイメージの底にあるから、
不思議なリアリティが読んでいる脳裏に広がります。

ということで、何を今さら・・・ではあるけれど、
「風が強く吹いている」 三浦しをん著
面白かった!